ニュースリリース
2024年06月21日 掲載
令和6年6月14日(金)、みやざき未来研究所が宮崎大学地域デザイン棟をメイン会場として開催され、オンラインを含めて75名の方に参加いただきました。
今回は、「超高齢時代の地域デザイン -地域資源をフル活用した介護のあり方とは?-」と題して、経済産業省商務・サービスグループヘルスケア産業課課長補佐 水口怜斉氏を特別ゲストにお迎えし、「高齢時代を支える地域資源」について取り上げました。水口氏は、「現在、社会保障費は肥大化しており、介護ケアラーの経済損失は約9兆円。他人事ではない」と訴え、各自治体で行われている福祉ビジネス実例を挙げました。「人・情報が集約されるプラットフォームを作り、自治体のニーズを収集、地域性にマッチする仕組みを具体的に考えることが大切」と介護課題について熱く語られました。
続いて、参加者同士で「高齢化を宮崎の資源と掛け合わせて課題解決」というお題で意見交換し、「木花地区の大学生という資源をフル活用して高齢者と関わる」「インフラ企業のシステムで高齢者の見守りが出来る」など、介護・福祉に関して『自分だからこそ』何が出来るかを考えることができた時間となりました。
最後に、毎回恒例となった、グラフィックレコーダーの小川綾氏(ワカツタ)が講義の要点をまとめたグラフィックレコードをその場で披露し、参加者から歓声が上がりました。
グラフィックレコーダーの小川綾氏(ワカツタ)によるグラレコ
令和6年度第4回は「先端テクノロジー✕イノベーション」を7月12日(金)に予定しております。詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.miyazaki-u.ac.jp/kscrs/news/2024/06/6712.html
ミヤダイミライ塾「みやざき未来研究所」;少子高齢化や事業承継問題など、地域が抱える課題が多様化するとともに、地域において分野を超えたノウハウの共有・連携などの重要性が高まっていることを背景に、神奈川県知事補佐官を務める宮崎県都城市出身の脇雅昭氏が講師・コーディネーターをつとめ、宮崎のさらなる活性化に向けて議論を深めていくことを目的としている。宮崎県や宮崎県工業会、宮崎県商工会議所連合会の後援を受けて実施するもので、学生のみならず一般の方も無料で受講できるようにしており、高校生から地域住民までが一緒になって宮崎の未来について考える講座となっている。令和5年度は計12回開催し、延べ学生205名、教職員145名、公共団体等職員130名、企業等職員206名、その他38名の計724名が参加した。毎回、対面形式とオンライン形式を併用するハイブリッド形式で実施しているため、自宅からでも視聴が可能となっている。受講料無料。
脇 雅昭氏;宮崎県都城市出身。2008年に総務省に入省。47都道府県の地方公務員と中央省庁の官僚の交流の場となる「よんなな会」や、1,100を超える自治体職員が加入している公務員限定のオンラインプラットフォーム『オンライン市役所』の発起人。現在は神奈川県庁に出向し、理事 兼 産業労働局長として勤務。宮崎大学客員教授も務める。
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