ニュースリリース
2025年01月31日 掲載
2025年1月31日(金)、宮崎大学農学部と神戸大学農学部の共同企画による椎茸と竹の特性を生かした試食会である「宮☆シュラン(ミヤシュラン)2025」が行われ、約200人が参加しました。
これは、宮崎大学が2013年度に採択された「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業」(宮崎大学テーマ:食と健康を基軸とした宮崎地域志向型一貫教育による人材育成」)において、地域の食材や摘果果実などの未利用資源に注目し、その機能性や特性を学術的に明らかにし、地域の活性化に役立てる取り組みを実施しており、今回は、榊原啓之教授(神戸大学農学部)と横山大悟助教(宮崎大学農学部)がコーディネートする形で実施されたものです。
試食会では、両大学の農学部・農学研究科の学生13名が中心となって、「異なる温度で乾燥させたシイタケを用いた4種類の出汁」、「竹粉末パウダーを利用したミルフィーユ」、「小麦粉に竹粉末を混ぜて揚げたタケノコのはさみ揚げ」の3種類が提供され、参加した学生は、試食しながらスマートフォンを利用してアンケートに答えていました。
椎茸は宮崎県の特産品の一つであり、乾燥させることでビタミンDが増加し、免疫力アップが期待できる食材です。一般的には60度前後で乾燥されていますが、今回は、「20度」「60度」「80度」「天日干し」の4パターンで乾燥した椎茸を用いた出汁を試食してもらい、栄養価を高めながら、より良い風味を出すことができる乾燥条件を探究するという目的で実証実験が行われました。
担当した横山助教は、竹粉末パウダーを用いたミルフィーユや小麦粉に竹粉末を混ぜて揚げたタケノコのはさみ揚げは、ほぼ全ての参加者から高い評価をいただいたことに一定の手ごたえを感じながら、「農学部らしく、食という切口から、今後も地域の活性化につながるような研究を進めていきたい」とコメントしました。
宮崎大学では、今後も地方公共団体や企業等と協働して、地域の活性化に貢献できる人材育成に努めてまいります。
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