宮崎大学
ニュースリリース

"脱炭素"で地域課題解決 立命館大学客員研究員三田裕信さんが宮崎大学で講演

2025年02月07日 掲載

令和7年2月5日(水)、立命館大学客員研究員の三田裕信氏を特別ゲストにお迎えし、第9回みやざき未来研究所(テーマ:「地域脱炭素で地域と世界の課題を同時解決する」)が開催され、オンライン参加者を含め48名のみなさまにご参加いただきました。

20250210_miraijuku01.JPG
特別ゲスト 立命館大学客員研究員 三田裕信氏
20250210_miraijuku02.JPG
特別講師 島中 翼氏

三田氏は、経済的・社会的だけでなく環境的に持続可能な社会のあり方について、気候変動問題を中心に話を展開。これまでバランスが取れていた地球は、人間の活動に伴う環境の悪化や、温暖化などの気候変動により、地球の生命維持システムは存続の危機であると指摘し、「今後予想される気候変動による大雨や台風などのリスクに備える必要がある」、「そのためには温室効果ガス排出の大幅削減が重要であり、脱炭素の取り組みは待ったなしである」と、参加者に訴えかけました。また、日本各地で行われている地域脱炭素に向けた日本各地の先行地域の事例(産業・農林漁業・経済・防災・交通・観光)を紹介し、「それぞれの人がそれぞれの立場で一歩を踏み出すことが大切」、「一人一人の主体性が持続可能な地域に繋がっていく」と、熱を込めました。

20250210_miraijuku03.JPG
今回の学生司会 黒田里玖斗氏
20250210_miraijuku04.JPG
会場の様子

セミナー後半は、参加者が住んでいる地域課題や地域資源に関するワークショップが行われ、参加者から出された「都会に行った若者が帰ってこない」、「公共交通機関が発達していない」などの地域課題に対して、活発な意見交換が行われ、最後に、毎回恒例となったグラフィックレコーダーの小川綾氏(ワカツタ)が講義の要点をまとめたグラフィックレコードをその場で披露し、参加者から歓声が上がりました。

20250210_miraijuku05.jpg

ワカツタ 小川さんによるグラレコ

令和6年度第10回は令和737日(金)を予定しております。
内容が決定いたしましたら下記URLにて配信いたします。
https://www.miyazaki-u.ac.jp/kscrs/sangaku/event/miraijuku.html

ミヤダイミライ塾「みやざき未来研究所」;
少子高齢化や事業承継問題など、地域が抱える課題が多様化するとともに、地域において分野を超えたノウハウの共有・連携などの重要性が高まっていることを背景に、宮崎のさらなる活性化に向けて議論を深めていくことを目的としている。宮崎県や宮崎県工業会、宮崎県商工会議所連合会の後援を受けて実施するもので、学生のみならず一般の方も無料で受講できるようにしており、高校生から地域住民までが一緒になって宮崎の未来について考える講座となっている。令和5年度は計12回開催し、延べ学生205名、教職員145名、公共団体等職員130名、企業等職員206名、その他38名の計724名が参加した。毎回、対面形式とオンライン形式を併用するハイブリッド形式で実施しているため、自宅からでも視聴が可能となっている。受講料無料。

特別講師 島中 翼氏;
宮崎県宮崎市出身。2008年に宮崎市役所に入庁。
バングラデシュITエンジニアと市内企業の採用マッチング事業や青島地域の遊休地再開発等、産学官連携を数多く経験。2024年4月より、宮崎の多様な連携による課題解決を推進する宮崎オープンシティ推進協議会に出向中。

Get ADOBE READER

PDFファイルをご覧いただくためには、Adobe Reader(無償)が必要です。
Adobe Readerは Adobe Readerのダウンロードページよりダウンロードできます。

文字サイズ 標準 拡大


PAGE TOP

宮崎大学
MENU CLOSECLOSE