宮崎大学
ニュースリリース

"ひとりじゃないって、自立だ。" (株)シンク・オブ・アザーズ 代表取締役 難波 裕扶子さんが講演

2025年07月21日 掲載

2025年7月11日(金)、株式会社シンク・オブ・アザーズ 代表取締役  難波 裕扶子(なんば ゆうこ)氏をゲスト講師にお迎えし、2025年度(令和7年度)第3回みやざき未来研究所(テーマ:「ひとりじゃないって、自立だ。~ 出会いと対話で成長中!わたし流サステナ冒険記 ~」)が開催され、オンラインを含め約40名のみなさまにご参加いただきました。

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ゲスト講師 難波 裕扶子氏
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メイン講師 島中 翼氏

講演は、「自立とは誰にも頼らないことではなく、依存先をたくさん持つこと」という問いかけから始まり、自立の本質を改めて考える時間となりました。

難波氏は、複雑な家庭環境から抜け出すように宮崎大学へ進学するも、地域や人間関係になじめず、模索の学生時代を過ごされました。就職後はジェンダーに起因する偏見や制約と向き合いながら、次世代の女性たちの活躍を願い挑戦を重ね、CSR・広報部門では「自由な発想」と「創造力」を活かして新たな価値を創出。
地域との関わりや対話を通じて自身の生き方にも変化が生まれ、SDGsとの出会いやコロナ禍を経て、宮崎への恩返しを胸に起業へと踏み出されました。

現在は、「他者を思う我であれ」という理念のもと、企業や地域への伴走型支援を展開。具体的な活動の紹介では、その取り組みの豊富さに多くの参加者が関心を寄せていました。

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あいさつに立つ淡野副学長
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今回の学生司会 島川 雅清氏

講演の終盤には、SDGsの前文に「持続可能な世界へ向かうこの旅をはじめる」という言葉があることに触れながら、「この旅(ジャーニー)を仲間とともに挑戦するクエスト(冒険)として生きる」という想いが印象深く語られました。

最後に行われたグループディスカッションでは、「常識も変わる時代だから、自分らしくて生きて良い」、「『今あるものに目を向けよう』という考え方に共感した」といった意見が交わされ、参加者それぞれが自分の思いや考えを言葉にする温かい時間となりました。

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熱心に聞き入る参加者
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グループディスカッション

最後に、グラフィックレコーダーの小川綾氏(ワカツタ)が講演の要点をまとめたグラフィックレコードをその場で披露し、参加者から歓声が上がりました。

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今後の開催が決定いたしましたら下記URLにてご案内いたします。
https://www.miyazaki-u.ac.jp/kscrs/sangaku/event/miraijuku.html

ミヤダイミライ塾「みやざき未来研究所」
少子高齢化や事業承継問題など、地域が抱える課題が多様化するとともに、地域において分野を超えたノウハウの共有・連携などの重要性が高まっていることを背景に、宮崎のさらなる活性化に向けて議論を深めていくことを目的としている。宮崎県や宮崎県工業会、宮崎県商工会議所連合会の後援を受けて実施するもので、学生のみならず一般の方も無料で受講できるようにしており、高校生から地域住民までが一緒になって宮崎の未来について考える講座となっている。令和6年度は計10回開催し、延べ学生160名、教職員145名、公共団体等職員145名、企業等職員135名、その他49名の計634名が参加した。毎回、対面形式とオンライン形式を併用するハイブリッド形式で実施しているため、自宅からでも視聴が可能となっている。受講料無料。

メイン講師 島中 翼氏:
宮崎県宮崎市出身。2008年に宮崎市役所に入庁。
バングラデシュITエンジニアと市内企業の採用マッチング事業や青島地域の遊休地再開発等、産学官連携を数多く経験。2024年4月より、宮崎の多様な連携による課題解決を推進する宮崎オープンシティ推進協議会(MOC)に出向中。

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