ニュースリリース
2025年08月08日 掲載
令和7年8月7日(木)、都農町の小学生10名、中学生7名、保護者8名が宮崎大学を訪問し、体験講座や学内ツアーに参加しました。宮崎大学と都農町は2018年8月に連携協定を締結し、2020年には医学部と地域資源創成学部に寄附講座を設置しました。設立から6年目を迎える現在、両講座では町内を教育・研究フィールドとして、学生による実習や研究活動が展開されています。
今年で4回目を迎える夏休み恒例の大学訪問企画は、都農町の子どもたちに大学を身近に感じてもらい、幅広い学問分野に触れることで将来の夢や目標を持つきっかけづくりを目的としています。今年は初めて小学5・6年生も対象とし、定員満員での開催となりました。
プログラムは、國武農学部長による歓迎の挨拶から始まりました。その後、農学部園芸利用学研究室の圖師一文教授による実験講座が開講されました。トマトに関するクイズの後、研究室の学生の指導を受けながら、トマトの栄養素を測定し、美味しさを科学的に証明する実験に挑戦しました。数種類のトマトを試食して美味しさをランキングした後、初めて触れる実験機器にドキドキした様子で、酸度・糖度・ビタミンCの数値を測定しました。
昼食は大学生協食堂で学食体験を行い、地域資源創成学部の学生2名のサポートを受けながら、それぞれが好みのメニューを選びました。食事をしながら学生との交流も楽しみ、自由時間に図書館の見学などをしました。
午後は獣医学科と産業動物防疫リサーチセンター(CADIC)を訪問しました。2010年の口蹄疫をきっかけに設立されたCADICと、獣医師の幅広い活動分野について、吉田センター長から説明がありました。また、獣医学科の佐藤礼一郎教授から産業動物専門の獣医師の役割についての説明や、診療施設の案内も受けました。
学内バスツアーでは、スポーツ施設や学生寮、可動式太陽光パネルなどを見学しながら広大なキャンパスを巡り、最後に清武キャンパスにて災害救急用ドクターヘリを見学しました。病院ヘリポートから駐機場への実際の着陸の様子を間近で見た際には、大きな歓声が上がりました。パイロットや整備士、医学部附属病院救命救急センターの畠中助教による説明に加え、「都農町までの所要時間クイズ」や試乗体験も行われ、子どもたちも保護者も興味津々で多くの質問をしていました。参加者からは「初めての体験ばかりで大学に興味を持った」との感想も多く寄せられ、充実した一日となった様子でした。
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