ニュースリリース
2025年10月13日 掲載
2025年10月3日(金)、メゾンジブレー オーナーシェフ 江森宏之(えもり ひろゆき)氏をゲスト講師にお迎えし、2025年度(令和7年度)第4回みやざき未来研究所(テーマ:「世界一のパティシエを魅了する宮崎食材の世界」)が宮崎オープンシティ推進協議会(MOC)との共催で開催され、約60名のみなさまにご参加いただきました。
江森氏は東京・表参道の店舗立ち上げを通じて全国の食材と向き合う中、宮崎のフルーツに強く惹かれ、マンゴーや日向夏、ヘベスなどを積極的に取り入れたスイーツづくりを展開してきました。その縁から、2015年のミラノ万博スイーツワールドカップでは宮崎市にスポンサー協力を依頼し、日本代表として出場し見事優勝。食材を通じて宮崎市との深い関係が築かれたことが語られました。
また、宮崎食材のポテンシャルの高さと、地元の人に「当たり前」と思われている食材が、外から見ると高い価値を持つこと、見せ方やパッケージを工夫することで、同じ商品でも価値が何倍にも高まる可能性があること、そして誰も注目していない領域に挑戦し、自分の得意分野でオンリーワンを目指すことが成功の鍵になるというメッセージが力強く伝えられました。
講演の途中には、江森氏によるジェラートの試食も行われ、参加者はその味に魅了されました。さらに、グラフィックレコーダーの小川綾氏(ワカツタ)が講演内容をリアルタイムで描き出し、視覚的にも理解を深めることが出来ました。食を通じた地方創生の可能性を感じる、学びと刺激に満ちた講演となりました。
ワカツタ 小川氏によるグラレコ
今後の開催が決定いたしましたら下記URLにてご案内いたします。https://www.miyazaki-u.ac.jp/kscrs/sangaku/event/miraijuku.html
ミヤダイミライ塾「みやざき未来研究所」少子高齢化や事業承継問題など、地域が抱える課題が多様化するとともに、地域において分野を超えたノウハウの共有・連携などの重要性が高まっていることを背景に、宮崎のさらなる活性化に向けて議論を深めていくことを目的としている。宮崎県や宮崎県工業会、宮崎県商工会議所連合会の後援を受けて実施するもので、学生のみならず一般の方も無料で受講できるようにしており、高校生から地域住民までが一緒になって宮崎の未来について考える講座となっている。令和6年度は計10回開催し、延べ学生160名、教職員145名、公共団体等職員145名、企業等職員135名、その他49名の計634名が参加した。毎回、対面形式とオンライン形式を併用するハイブリッド形式で実施しているため、自宅からでも視聴が可能となっている。受講料無料。
メイン講師 島中 翼氏:宮崎県宮崎市出身。2008年に宮崎市役所に入庁。バングラデシュITエンジニアと市内企業の採用マッチング事業や青島地域の遊休地再開発等、産学官連携を数多く経験。2024年4月より、宮崎の多様な連携による課題解決を推進する宮崎オープンシティ推進協議会(MOC)に出向中。
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