宮崎大学
ニュースリリース

門川町の自然の魅力を伝え、未来へ残す取り組み~ 連携事業年次報告会を開催 ~

2026年03月05日 掲載

2026年2月25日(水)、「令和7年度門川町・宮崎大学連携事業年次報告会」が開催され、山室門川町長をはじめ約50名が参加しました。

本報告会は、同町の自然生態系調査や地域の魅力発信などを通して地域活性化に寄与することを主な目的として、2017年6月5日に締結された包括的連携協定をきっかけに開始されたもので、各連携事業の進捗状況や成果の報告が行われました。

阪本竜也氏(農学工学総合研究科博士課程)からは、「門川町における干潟生物調査結果の報告および干潟体験学習の展望」と題して、門川町の干潟が絶滅危惧種を含む多様な生物の重要な生息地であること、さらに生態系を体験的に学べる教育的価値の高い場であることが示されました。体験学習の実施に向けては、実現の可能性を含め、関係団体と協議しながら検討を進めていく方針が示され、干潟の価値を知り、守り、次世代へ引き継ぐ取り組みが、地域から始まるネイチャーポジティブの実践につながることが強調されました。

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山室門川町長
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片岡機構長

また、村瀬敦宣農学部准教授から、「門川の水辺の魅力総合発信プロジェクト」と題して、これまでのプロジェクトを経て制作された「新・門川の魚図鑑」や「門川町周辺の海辺の生き物ガイドブック」に加え、さらなる魅力発信につなげるため、2025年度に新たに「水生生物ガイドブック」を作成したことが報告されました。今回のガイドブックは、地域振興に加え、児童・生徒の学習を支える副教材、町外からの来訪者への案内ツール、既刊の図鑑と併せたふるさと納税の返礼品としての活用など、多面的な効果が期待されることが示されました。

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報告者 農学部 村瀬准教授
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作成されたガイドブック

本報告会には、多数の門川町役場関係者が出席し、宮崎大学関係者との間で活発な意見交換が行われるなど、大変有意義な場となりました。

宮崎大学は門川町との包括連携協定締結以降、毎年、大学関係者が門川町で連携事業の年次報告会を開催しています。今後も門川町と緊密に連携しながら事業を継続的に実施し、農学分野のみならず、観光・教育・防災・人材育成など多方面での連携を一層深めることで、地域の魅力を若い世代に伝え、地域リーダーの育成にも貢献していくこととしています。

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会場の様子
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会場の様子


今回報告された事業(プロジェクト)は以下のとおり。 【 】内は報告者氏名
①    門川町における干潟生物調査結果の報告および干潟体験学習の展望
【阪本竜也(農学工学総合研究科博士課程)】(動画報告)
②    門川の水辺の魅力総合発信プロジェクト
【村瀬敦宣(農学部准教授)】

▽学術論文
・Takumi Kurihara, Yukiya Ogata and Atsunobu Murase. 2025. Southernmost specimen-based records of the Ishikawa Icefish Neosalangichthys ishikawae from Miyazaki Prefecture, Japan. Biogeography 27, 7-12. https://doi.org/10.11358/biogeo.28.7
・岩倉 基・栗原 巧・緒方悠輝也・村瀬敦宣.2025.門川湾から得られた標本に基づくハナツノハギの宮崎県からの記録.宮崎の自然と環境 10, 58-60.

▽研究者について
村瀬敦宣 https://srhumdb.miyazaki-u.ac.jp/html/100001370_ja.html

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