宮崎大学
ニュースリリース

宮崎大学まなびなおしセミナー「地域の森づくりを考える」を実施

2020年02月04日 掲載

令和2125日(土)、「地域の森づくりを考える~森と有機農業、地域の取組み~」を宮崎大学地域デザイン棟(木花キャンパス)にて実施し、宮崎市内外から36名が参加した。

本講座は、市民グループ「木花・加江田みつばちの森づくり」と宮崎大学が連携して開催しており、昨年度に引き続き2回目のセミナーとなる。

前半は、綾町照葉樹林文化推進専門監の河野耕三氏が、綾町のユネスコエコパーク登録に至る森づくりの歴史や全体像の説明、地域づくりと森づくりの連動の意義やその今後の展望について講義を行った。

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講演する河野耕三氏

後半は、農学部森林緑地環境科学科の光田靖教授が講師を務め、持続可能な環境作りの一環として、森づくりと、SGDsのゴール12に示される「つくる責任、つかう責任」としてのエシカル消費が連動することの意義を説明した。また、綾町の有機農業農地と照葉樹林、それを繋ぐミツバチとの関係の研究を紹介し、生態学的経済的観点からの森づくりの難しさ、環境税などの公的資金補助の必要性について講義した。

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SGDsについて説明する光田教授

講義の後には綾町の有機野菜を使ったお弁当を囲んでのランチ交流会があり、学生や講師を含め34名が参加した。森づくりやミツバチの生育環境などについて活発な意見交換がなされていた。

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交流会第2ラウンド分科会の様子

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交流会の有機野菜弁当(天空カフェジール)

参加者からは「課題が多いが全ての源が森だと思う、若い力が必要なので交流会で学生と話ができて頼もしく思えた」、「森づくりがミツバチと深く関係するということを初めて知った」、「近くの山がハゲ山になっている、森について考えるきっかけになった」などのコメントがあった。

同市民グループでは、3月7日(土)に大学近隣の加江田の伐採跡地に蜜源植物の植樹を予定しており、学生をはじめ、地域でボランティア参加者を募集している。

宮崎大学では、このような地域との連携活動を積極的に推進し、地域貢献していくこととしている。

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