宮崎大学
ニュースリリース

「日本学術会議九州・沖縄地区会議 学術講演会」を開催

2020年02月19日 掲載

令和2211() 宮崎観光ホテルにおいて、「日本学術会議九州・沖縄地区会議 学術講演会」を日本学術会議九州・沖縄地区会議主催で開催し、高校生の参加を含む約150名の参加があった。

本講演会では、宮崎大学において1984年の心房性ナトリウム利尿ペプチドの発見を皮切りに、10を超える新規生理活性ペプチドが発見され、そのいくつかは、すでに心不全の治療薬や診断マーカーとして、世界各国で臨床応用されているといった背景から、「世界を視野に宮崎大学から始める新薬開発への挑戦」と題して、講演とパネルディスカッションの2部構成で開催された。

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開会挨拶を行う 武内 和彦 日本学術会議副学長

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挨拶を行う 池ノ上 克 宮崎大学学長

講演では、北村 和雄(宮崎大学 医学部 教授)から、「心血管ホルモン・アドレノメデュリンの発見から新薬開発の挑戦へ」と題して、発見に至る苦労や新薬開発の現状、研究者としての心構えなどが語られ、続いて行われたパネルディスカッションでは、コーディネーターに 中里 雅光(宮崎大学 医学部 教授・日本学術会議九州・沖縄地区会議連携会員)、パネリストに、北村 和雄(宮崎大学 医学部 教授)、寒川 賢治(国立研究開発法人 国立循環器病研究センター 名誉研究所長・理事長特命補佐)、古谷 真優美(京都大学 学術研究支援室 シニアリサーチ・アドミニストレーター)、井田 隆徳(宮崎大学 フロンティア科学総合研究センター 准教授)といった、医学医療の専門分野で活躍する多彩な顔ぶれで、「地方大学の新たな挑戦」と題して、広い視点からの活発な討議が交わされた。

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講演を行う 北村 和雄 宮崎大学医学部教授

会場の高校生からは、「日本は医薬品・医療機器の輸出入金額が諸外国と比べ低い状況のようだが、どのようにしたら解決できるか」と言った鋭い質問があり、北村教授から「産官学の連携によるスピード化が重要である」と応えるなど終始盛り上がり、最後に未来の研究者の卵に向けて、「自分の考えは文章にして情報発信していくことと、それが出来るコミュニケーション能力を養うこと」や、「好奇心と向上心を持ち続けること」等のエールが送られ、会を締めくくった。

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質問をする高校生

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パネルディスカッションの様子

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