ニュースリリース
2020年03月03日 掲載
令和2年1月27日(月)、宮崎大学地域デザイン棟で『きんかん』をテーマにしたイベント、『きんかんdeヘルスケア~完熟きんかん「たまたま」を使ったギルトフリー・スイーツ※試食会』が開催された。
本イベントは、地域資源創成学部 地域産業創出コースの山崎有美研究室(食品科学)の第1期生の卒業研究テーマ「宮崎完熟きんかん「たまたま」の機能性及び加工特性解析」の成果発表として実施された。
「きんかん」は宮崎県が全国一の生産量を誇る柑橘類であり、"完熟きんかん『たまたま』"としてブランド化も進められている食品である。きんかんには、ビタミンCやビタミンE等の栄養素が豊富に含まれることが知られており、実際に「宮崎完熟きんかん「たまたま」は、栄養機能食品として販売されている。その他にも、きんかんには、鮮やかなオレンジ色の成分であるβ-クリプトキサンチンが含まれている。β-クリプトキサンチンには様々な生理機能が報告されており、特に骨粗鬆症に有効であるとして、温州ミカンでは機能性表示食品として販売されている等、注目を集めている成分である。
しかし、食べ方や含まれる栄養素などまだまだ知られていないといった課題も多く残っている。本研究では、「きんかん」の機能の中でも含有成分であるβ-クリプトキサンチンに着目、研究解析を行い、その結果を生かした加工品の開発までを行っている。
今回、その加工品開発第一弾として完熟きんかん『たまたま』を用いた開発食品である、『きんかんタブレットチョコレート』、『きんかんボーンクッキー』の試食会を開催した。
イベント当日は、天候が悪かったにもかかわらず、多くの方に来場していただき、試食をした参加者からは「見た目がとてもかわいい」「チョコレートときんかんが良くあっている」などの声が聞かれた。
本商品は、令和2年2月3日(月)から2月7日(金)の5日間限定で宮崎大学学生食堂・大学生協で『きんかんタブレットチョコレート』ミルク・ホワイトあわせて50個、『きんかんボーンクッキー』チョコレート・ミルクあわせて50個の数量限定で販売を行った。学内関係者だけでなく、外部からのお問い合わせも多数あり、早々にすべての商品が完売した。
今後も、宮崎の特産品であるきんかんの機能性を生かした加工食品の開発に取り組んでいく予定である。
※ギルトフリー・スイーツ:美容や健康に良い等の理由から、罪悪感を感じることなく食べられるスイーツのこと
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