宮崎大学
ニュースリリース

山室門川町長が大学生に講演

2023年01月16日 掲載

令和5111日(水)、宮崎大学木花キャンパス内にある地域デザイン棟で「宮崎TOPセミナー(門川町長編)」を開催しました。

本セミナーは2017年度に開始され、2022年度からは、地域資源創成学部の学生が主体となり、「学生の学生による学生のためのセミナー」としてセミナーの企画・運営に挑戦しています。本年度2回目(通算36回目)となる今回は、山室浩二(やまむろ こうじ)門川町長が講師を務め、宮崎大学の学生・教職員約30名が受講しました。

s-P1003689.jpg△ 講演をする山室町長


セミナー冒頭では、山室町長から、これまでの宮崎大学の貢献について謝辞が述べられ、その後、自己紹介を交えながら門川町の魅力について説明がなされるとともに、学生からの質問に対して丁寧に答えられていました。

ディスカッションでは、「ビー玉のまち、天然記念物のまち」としての新しいPR方法や、「河川整備の際には、生態系調査などへの配慮も」といったことが参加学生から提案されるなど、活発な意見交換がなされました。

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宮崎大学では、今後も自治体や団体などと連携を深めながら各種講座・イベントを開催し、県内の高校生や大学生などに広く学びの機会を提供していくこととしています。



【門川町と宮崎大学の連携】

宮崎大学では、門川町にしかない魅力を学術的な視点から発見し、地域住民と協同で門川町の魅力を磨き上げると同時に、次世代にその魅力を引き継ぐ取組を行うことなどを目的として、2017年に包括連携協定を締結。「さかなのまち門川町の豊かな海を見える化プロジェクト」では、事業開始から3年目の2019年に、地域で水揚げされた515種を掲載した「門川の魚図鑑」が完成し、同町のふるさと納税の返礼品としても採用されるなど、地域住民に愛される図鑑が完成しました。

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また、2018年には小中学生を対象にした「海辺の生き物ガイドブック」を作成し、門川町内のすべての小学生に無償配布されたほか、2020年には「門川の魚かるた」、2021年には「門川のおさかなガイドブック」が発行され、門川町内の全6千世帯に無償配布されました。

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さらに、2021年には沿岸(水深約0m40m)でとれた魚種644種、陸棚(水深約20m110m)でとれた魚種186種、深海(水深約200m363m)でとれた魚種88種の合計815種が掲載された大図鑑「ひむかの海の魚たち」が5年の歳月を経て完成。2022年には新たに、門川の海をテーマにした絵本「夏休みの思い出」も制作されたほか、学生が開発した完成度が非常に高いアプリも公開され、誰もがダウンロードできるようになっています。

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そのほかにも、「多言語による門川の魅力発信プロジェクト」「かどがわグローバルキャンプ」「フィンガーライム栽培研究」「カンムリウミスズメ(天然記念物)の調査・研究」など、幅広い連携事業により地域が活性化されていて、これらの取り組みは、「さかなのまち」として知られてきた門川町(湾)周辺の魚類多様性を学術的に証明するとともに、門川町の魅力を発信することに大きく貢献するとともに、地域の若い世代への郷土愛をはぐくむ教育にも大きく貢献しています。

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