ニュースリリース
2024年06月11日 掲載
2024年6月4日(火)、第90回宮崎大学イブニングセミナーを宮崎大学創立330記念交流会館コンベンションホールで開催し、オンラインでの参加も含め、学生・教職員約50名が参加しました。
90回目の節目を迎えた今回は、「世界を視野に、地域から始めよう ~産業動物防疫で宮崎と世界をつなぐ~」と題し、産業動物防疫リサーチセンター(CADIC)の教員3名が登壇。2010年に発生した口蹄疫の発生からCADIC設立に至る経緯、各教員の研究や取組について報告されるとともに、国境を越えて対策が必要となる家畜伝染病などにおけるCADICの役割について再認識できる場となりました。
発表者とテーマは以下のとおりとなります。
1.「地域で取り組む牛伝染性リンパ腫対策 関口 敏(産業動物防疫リサーチセンター 教授)
2.「8大学産業動物防疫コンソーシアムによる国内連携」 岡林 環樹(産業動物防疫リサーチセンター 教授)
3.「SATREPSを通じた国際貢献と国際連携の構築」 三澤 尚明(産業動物防疫リサーチセンター 特別教授)
宮崎県では、2010年に発生した口蹄疫により、約7万頭の牛と約22万頭の豚が殺処分されるという未曾有の惨事に見舞われたことから、2011年に、日本で唯一の産業動物感染症を専門に扱う研究センターとしてCADICが開設されました。CADICでは、アジアにおける産業動物感染症の研究拠点として最先端の研究を推進するとともに、国際協力機構(JICA)や県などと連携しながら人材育成を行い、日本のみならず海外からも多数の学生や研究者を継続的に受け入れています。また、設立以来、年1回の国際シンポジウムを開催してきており、口蹄疫や高病原性鳥インフルエンザ、アフリカ豚熱などの悪性産業動物伝染病に関する最新の知見や情勢などを提供してきました。
宮崎大学では、CADICを中心として産業動物感染症制御に関する先端研究に取り組み、産業動物防疫活動においてグローバルに活躍できる人材の育成に努め、本県をはじめとする畜産業の発展に貢献してまいります。
▼第13回宮崎大学産業動物防疫リサーチセンター国際シンポジウムを開催【2023.9.7 宮崎大学】https://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/international-info/13-1.html
▼農学部関口敏准教授が文部科学大臣表彰に決定!!【2023.4.7 宮崎大学】 https://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/topics-info/post-972.html
▼三澤尚明特別教授が"Asian Animal Health Award 2024"で"Best Academician/Researcher"を受賞【2024.4.12 宮崎大学】https://www.miyazaki-u.ac.jp/cadic/news/2024/03/asian-animal-health-award-2024best-academicianresearcher.html
▼岡林副センター長がYouTube「ホリエモンチャンネル」でSFTSを解説【2024.4.12 宮崎大学】https://www.miyazaki-u.ac.jp/cadic/news/2024/04/youtube20sfts.html
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