公開講座「LIGA Agresiva! 日本の野球界の常識を変える取り組み！ 」を実施

2024年02月14日 掲載

 

2024年2月12日（祝）、公開講座「LIGA Agresiva！ 日本の野球界の常識を変える取り組み！」を宮崎大学まちなかキャンパス（宮崎市若草通アーケード内）で実施し、宮崎県内外から高校野球指導者や学生など、オンライン形式での参加を含めて20人が受講しました。

本講座は、堺ビッグボーイズ（大阪府）で野球指導に携わりながら、海外と日本の選手育成法の違いなどについて全国各地で講演活動などを行っている阪長友仁氏が講師を務め、2017年度から実施しており、今年度が7回目の開催となります。野球離れが深刻化するなか、自身が経験したドミニカ共和国をはじめとする中南米地域での選手育成方法や選手と指導者とのあるべき関係などについて紹介するとともに、高校野球のリーグ戦「「LIGA Agresiva！」の普及状況やその教育的効果などについてわかりやすく紹介されました。

また、講座冒頭では、野球日本代表侍ジャパンのチームドクター（2023 WBSC U-12、2022 WBSC U-15、2019 プレミア12）としても帯同することがある長澤誠医師（宮崎大学医学部整形外科学講座）が、これまでに宮崎大学医学部整形外科学講座で実施してきた「宮崎県少年野球検診」の結果などをもとに、県内での投球障害の状況に関して紹介され、故障を防いでいくための具体的な方策が提示されました。また、12歳以下や15歳以下の日本代表などにチームドクターとして帯同する際は、フル代表と比較して帯同スタッフが少ないことから、試合のスコアを書くこともあれば、練習の手伝いをすることもあるなど、ユーモアを交えて紹介しました。

今回の受講者は、19歳から60代までの幅広い年齢層で、女性も3名含まれていました。受講生からは「阪長さんがリーグ戦を普及させようとする意味がはっきりわかった」、「自分自身が何のために野球に携わり、野球の指導をしているのか、改めて考える契機になった」、「スポーツマンシップとは何か、野球の価値とは何か、どうすれば野球の価値を生み出せるかを改めて考える機会になった」など、全ての受講生にとって非常に有意義な時間となったようです。

宮崎大学では、今後も様々な角度から多様化する学びのニーズに合わせた講座を実施し、地域社会及び国際社会に貢献できるよう取り組んでまいります。

阪長友仁氏

長澤誠医師

宮崎大学から車で10分の場所にあるひなたサンマリンスタジアム宮崎では、昨年2023年2月17日（金）から2月27日（月）にかけて、ワールドベースボールクラシック（WBC）日本代表合宿が実施され、全国各地から多数のファンが宮崎市内に駆けつけました。2024年春季の本代表合宿は予定されておりませんが、2月1日から読売ジャイアンツやオリックス バファローズをはじめとするプロ野球やJリーグのチームが多数キャンプを行っております。

宮崎大学は、全５球団の各キャンプ地まで車で１時間以内と好立地にあります。是非この機会に、環境に恵まれた宮崎大学にも足を運んでいただき、雰囲気を感じ取っていただければ幸いです。

▼宮崎大学から各キャンプ地までの距離

・読売ジャイアンツ：ひなた県総合運動公園（宮崎市）　　　 車で約１０分
・オリックス バファローズ：清武総合運動公園（宮崎市）　　車で約１５分
・ソフトバンク ホークス：生目の杜運動公園（宮崎市）　　　車で約３０分
・西武ライオンズ：南郷中央公園（日南市）　　　　　　　　 車で約６０分
・広島カープ：天福球場（日南市）　　　　　　　　　　　　 車で約５０分

◎関連記事

▼宮崎大学公開講座「世界の野球事情」が50回目の節目を迎える
https://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/topics-info/50-1.html

▼Jリーグキャンプ情報2024情報（Ｊリーグの各チームも県内でキャンプを実施しています）
https://www.kanko-miyazaki.jp/sports/camp/j-league.html

▼宮崎大学訪問の御案内
https://www.miyazaki-u.ac.jp/exam/etc/daigakuhoumon.html

▼宮崎大学紹介映像（東進TV）
https://www.youtube.com/watch?v=qWN2VR5_9TM