宮崎大学
ニュースリリース

船塚キャンパスの歴史を今に伝える ~ 弥勒祐徳氏寄贈絵画展がスタート ~

2023年06月02日 掲載

令和5年6月1日(木)、宮崎大学附属図書館本館において、西都市出身の画家である弥勒祐徳(みろく すけのり)氏が旧宮崎大学教育学部棟(船塚キャンパス)を描いた絵画の展示が始まりました。

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弥勒氏は、現在の木花キャンパスに移転する前の1980年代に教育学部の講師として在籍。移転により取り壊される、古き良きキャンパスの思い出を残そうと11枚の絵画(油絵)におさめ、これまで自宅で保管されていましたが、令和5年に入り、11枚全ての貴重な絵画を宮崎大学に寄贈していただくことになりました。

附属図書館本館正面入口の展示ブースの完成に合わせて本絵画展が開始されることになり、6月1日に行われた記念式典には弥勒祐徳氏の長男である弥勒猛氏をはじめ、宮崎師範学校・宮崎大学教育学部同窓会(木犀会)の会長である橋口玄朗氏および同事務局長の熊本新一氏にも来賓として出席していただきました。

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△ 石川千佳子附属図書館長

石川千佳子附属図書館長からは、「この図書館に美術館のような展示スペース(仮称・takara-baco)を作りたいというかねてからの想いが実現し、弥勒先生からいただいた本学と縁の深い11枚の絵画を展示できて非常に嬉しく思います」と述べられ、鮫島浩学長からも「(寄贈いただいた絵画を通じて)記録の重要性を再確認することができました。この貴重な記録を、ここで過ごした方はもちろん、一般の方や若い人たちにも観てもらいたい」と御礼の言葉が述べられました。

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△ 鮫島浩学長

最後に、弥勒猛氏から「4年前の100歳展の時にたまたま見つけたこの絵画が、このように宮崎大学内で展示していただけることになり、父も大変喜んでいます。ここで過ごした人たちの喜怒哀楽が映し出された校舎の絵から何か語りかけるものがあると思う。それを多くの人たちに感じ取ってほしい」と、父である祐徳氏の気持ちを代弁するように謝辞が述べられました。

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△ 弥勒猛氏

今回完成した展示ブースは、温湿度管理と照明光度管理が可能で施錠ができる展示ケースを兼ね備えており、貴重図書や美術小作品等の展示にも対応可能となりました。これにより、図書と絵画を一体化して展示することもできます。附属図書館では、今後も様々形で企画展示を行い、本学所蔵の貴重資料等の発信や地域との連携を通して、文化と芸術の香り溢れるキャンパスづくりを進めて行くこととしています。なお、絵画展は6/15(木)まで開催しており、一般の方も入場できます。

図書館の開館時間についてはHPよりご確認ください。
▼附属図書館 https://opac.lib.miyazaki-u.ac.jp/

▼弥勒祐徳先生から絵画を寄贈いただきました (2023/4/26掲載)
 https://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/topics-info/post-985.html

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