宮崎大学
ニュースリリース

門川町との連携事業年次報告会をオンライン形式で開催

2022年03月09日 掲載

令和4年3月9日(水)、宮崎大学は「令和3年度門川町・宮崎大学連携事業年次報告会」をオンラインで実施しました。

本報告会は、本学と同町が同町の自然生態系調査などに連携して取り組むとともに、地域の魅力発信などを通して地域活性化に寄与することを主な目的として、平成29年6月5日に包括的連携協定を締結したことをきっかけに開始した連携事業の進捗状況や成果を報告するものです。

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宮崎大学の様子

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門川町役場の様子

村瀬 敦宣農学部准教授 からは、「知って遊んで楽しめる門川の水辺情報発信プロジェクト」と題して、平成28年度から開始した門川湾の豊かな生態系と特異性に関する調査の成果として、令和2年度に完成した門川湾近海で確認された815種が掲載された「新・門川の魚図鑑」に続き、新たに制作しているガイドブックについての報告などがありました。ガイドブックは、魅力ある各魚種の利用方法や、どのような場所や環境に行けばそれらの魚たちに出会え、楽しめるのかを総合的に把握できるツールとなっています。
また、農学工学総合研究科博士課程1年の緒方 悠輝也さんから、学生の自主的な地域貢献活動等を後押しすることを目的とした「とっても元気!宮大チャレンジ・プログラム」の一環で、「海の環境問題」および「人と自然のかかわり」を主題として、門川町が舞台の絵本「夏休みの思い出」を門川町だけでなく宮崎県内の子どもたちから募集したストーリーや登場キャラクターを用いて作成したことが報告がされました。

さらに、國武久登農学部長から、「フィンガーライムの産地化に向けた取り組みとオリジナル品種の開発」として、門川町で生産されたフィンガーライムは、他の柑橘類と比較しても、有機酸含量が高く有望な特性を持つことなどが報告されました。
他にも、「さかなアプリのベータ版公開及びその開発」や「カンムリウミスズメの生態・行動研究と捕食者対策」などが報告されるなど門川町と宮崎大学との密な連携を生かした報告会となりました。

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さかなアプリについて報告をする東郷拓弥さん(工学研究科)

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カンムリウミスズメの生態について報告する坂本信介准教授(農学部)

宮崎大学では、今後も門川町と緊密に連携を取りながら事業を継続する予定で、農学分野のみならず、観光・教育・防災・人材育成面などにおいても連携を深化させ、地域の魅力を若い世代に伝え、地域のリーダーの育成にも貢献していくこととしています。

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挨拶をされる門川町の安田町長

今回報告した事業(プロジェクト)は以下のとおり。 【 】内は報告者氏名
① 知って遊んで楽しめる門川の水辺情報発信プロジェクト 【村瀬 敦宣(農学部准教授)】
② 子どもたちと一緒に制作!門川海の絵本プロジェクト 【緒方 悠輝也(農学工学総合研究科博士課程)】
③ さかなアプリのベータ版公開及びその開発 【浪崎 誠也、東郷 拓弥(工学研究科修士課程)】
④ カンムリウミスズメの生態・行動研究と捕食者対策 【坂本 信介(農学部准教授)】
⑤ フィンガーライムの産地化に向けた取り組みとオリジナル品種の育成 【國武 久登(農学部長 /教授)】

・研究者データベース
國武 久登 https://srhumdb.miyazaki-u.ac.jp/html/661_ja.html
村瀬 敦宣 https://srhumdb.miyazaki-u.ac.jp/html/100001370_ja.html
坂本 信介 https://srhumdb.miyazaki-u.ac.jp/html/100001424_ja.html

・宮崎大学のひと
豊かな海を次の世代に残したい ~世界にひとつだけの「門川の海の絵本」に秘めた想い~
緒方 悠輝也(おがた ゆきや)さん
https://www.miyazaki-u.ac.jp/public-relations/public/folder760/017.html

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