【模擬講義mini】「地球環境を守るパワーエレクトロニクスの世界」
宮崎大学工学部 電気電子システムプログラム・武居 周
講義概要
パワーエレクトロニクスは、パワーデバイスと呼ばれる大電圧・電流を制御する半導体素子とそれにより構築する制御系に関する学問です。回転機などの電気機器は、電力のオン・オフ連続スイッチングが可能なパワーデバイスの実用化が進んだ1970年代以前は、電気機器に接続する可変抵抗により制御していました。しかし、抵抗により電力を消費するため、エネルギーの無駄が発生します。パワーデバイスは、半導体のスイッチングにより電気機器へ送る電力の電圧値や周波数を変化させることで、エネルギーの無駄が極力発生させずに制御できます。近年SiC-MOSFETの実用化により更なる小型化・高耐圧化を実現し、一層の省エネ化を実現することで地球環境を守る電力制御を実現しています。
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