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温暖な気候と豊かな自然の中でジェネラリティを持つスペシャリストの養成をめざす!

工学部長 鈴木祥広
工学部長 鈴木祥広

 宮崎大学工学部は、ジェネラリティを持つスペシャリストの養成をめざして、これまでの各専門分野からなる学科の壁を無くして、専門分野の異なる6つのプログラムからなる1学科に生まれ変わりました。ジェネラリティとは、広く一般的な知識や専門的な基礎知識のことです。スペシャリストとは、専門分野に特化した知識・技術を備えた人です。工学部では、両方を兼ね備えた人材の育成を目指します。6つのプログラムは、応用物質化学、土木環境工学、応用物理工学、電気電子工学、機械知能工学、そして情報通信工学です。これからの50年先、100年先を見据えると、6つのプログラムはなくてはならない分野です。

 入学時には、入学試験の成績と配属の希望順位に基づいて、各プログラムとリンクする入学時に希望した「系」に所属します。1年次は、希望する分野やその関連分野、異分野の学問体系や研究内容、就職先等について横断的に学び、自分の本当にやりたいことを見つけ、プログラム配属への準備を行います。そして、再度、希望調査を実施し、2年次から、各プログラムに配属されます。その際、条件を満たした学生は、1年次の系とは違う別のプログラムへの変更も可能で、学生が希望する「プログラム」に配属させる柔軟な教育体制を構築しています※。さらに、専門科目を学修している過程において、他のプログラムに強く興味を持ち、プログラムの変更を希望する多様性のある学生には、3年次にプログラムを変更できる転プログラム制度も準備しています。入学時の「系」への配属希望も含めると、分野の選択と変更の機会が3度あり、多様で柔軟なキャリアデザインが自ら描ける体制となっています。※総合型選抜での合格者は、異なるプログラムへ変更することはできませんので、注意してください。

 工学部の学生は、就職には全く困りません。社会・企業からのニーズが極めて高いので、全国の大企業でも地元の企業でも、希望する業界・職種に、ほぼ全員が就職できます。学部の4年間と大学院工学研究科修士課程の2年間は、安心して学業や研究に集中できる環境が整っています。

 地域の特徴を活かしたオリジナリティーの高い研究が国内外から注目されています。成果を挙げている研究分野・プロジェクトを紹介しましょう。

  1. ①カーボンニュートラルの実現に向けた太陽光発電・太陽熱利用等の再生可能エネルギー分野
  2. ②化学や物理を駆使した環境保全分野
  3. ③農林畜水産業で発生する未利用資源の有効利用等の農工連携分野
  4. ④機能性食品やロコモティブシンドロームに対応した医療・福祉支援などの医工連携分野
  5. ⑤画像処理・情報通信技術を農業分野に応用するスマートアグリ分野

その他にも様々な分野で魅力的な研究が進められています。  太陽と海と山に囲まれたこの自然豊かな宮崎の地から、世界を視野に一緒に学んでいきましょう。

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