2025.09.18
マダニが媒介する感染症SFTS(重症熱性血小板減少症候群)ウイルス、あぶらとり紙を使い感染確認!
宮崎大学や宮崎市の研究チームが、フィルム製のあぶらとり紙を使いネコの皮脂からSFTSウイルス感染を検出できるという研究結果を発表し、宮崎大学農学部の齊藤暁 准教授と獣医学科3年の福嶋優莉さんが國武久登 農学部長を表敬訪問しました。
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)ウイルスによって引き起こされる感染症は主にマダニによって媒介されると考えられており、感染したネコやイヌなどの動物の血液や体液に接触することでヒトにも感染し、重症の場合は最悪死に至ることもあり非常に危険な感染症です。
ネコの感染症の検査では血液検査が主流となる中で、今回の研究結果は世界初となり、ネコへの負担軽減や獣医師の感染・ケガのリスクを減らすことも期待されています。
福嶋さんは、幼い頃からの夢である獣医師に向け、齊藤准教授と大学での様々な取り組み・研究はもちろん、英語・フランス語などを学び、国境を越えて活躍できる人になりたいと、これからの課題や将来の夢についてお話されました。
△獣医学科 齊藤暁 准教授 △獣医学科3年 福嶋優莉さん
△表敬訪問の様子
関連ページ:
・あぶらとりフィルムで簡単検査 ~皮脂RNAでネコのウイルス感染を見つける新技術~