教育学研究科修了生が日本理科教育学会オンライン全国大会発表賞を受賞

2025.07.01 掲載

教育学研究科修了生（現在：日南振徳高校教諭）の藤島旺志さんが、一般社団法人日本理科教育学会のオンライン全国大会発表賞を受賞しました。本賞は日本理科教育学会のオンライン全国大会2025において優れた研究発表を行った発表者に贈られるものです。

藤島さんは、米国の科学教育の基盤である次世代科学スタンダード（Next Generation Science Standards: NGSS）に着目し、「高校物理におけるエンジニアリングデザインを中心としたSTEM型授業の理論的・実践的研究」に取り組んできました。本研究では、工学的プラクティスを通じて生徒が主体的に課題解決に取り組む学習方略を提案し、その教育効果を授業実践を通して検証しました。その結果、生徒の学習意欲の向上や物理概念の定着に関する有効性が確認され、このような探究的な学習の促進を目的とした理論と実践の融合は理科教育における新たな授業デザインの可能性を提示したとして高く評価され、日本理科教育学会オンライン全国大会において発表賞を受賞しました。