ニュースリリース
2022年10月19日 掲載
本学の農学部獣医学科6年生・森迫奈菜実さん、産業動物防疫リサーチセンター・目堅博久准教授、農学部獣医学科・齊藤暁准教授らの研究チームは、レンチウイルスベクターによる遺伝子導入が困難なウシ細胞を遺伝子編集することで、遺伝子導入効率が格段に高まった細胞の樹立に世界で初めて成功しました。この研究成果は、2022年10月18日にネイチャー・リサーチ社が発行する国際学術誌『Scientific Reports』で公開されました。
●レンチウイルスベクターは遺伝子工学に不可欠なツールであるが、ウシ細胞ではレンチウイルスベクターによる遺伝子導入効率が著しく低いという課題があった●今回、ウシ細胞で遺伝子導入を阻害する宿主タンパク質をノックアウトした細胞を作製した●ノックアウト細胞ではレンチウイルスベクターによる遺伝子導入効率が格段に向上することを世界で初めて示した●今後、レンチウイルスベクターを使った農業分野の研究開発が劇的に進むことが期待される
▽詳細はこちらから▽・プレスリリース 2022/10/17https://www.miyazaki-u.ac.jp/public-relations/20221017_01_press.pdf
・研究者データベース目堅 博久 https://srhumdb.miyazaki-u.ac.jp/html/100000871_ja.html齊藤 暁 https://srhumdb.miyazaki-u.ac.jp/html/100002260_ja.html
・産業動物防疫リサーチセンターhttps://www.miyazaki-u.ac.jp/cadic/
・宮崎大学農学部獣医微生物学研究室https://miyazakivetmicro-lab.jimdosite.com/
【原論文情報】論文タイトル・Generation of a bovine cell line for gene engineering using an HIV-1-based lentiviral vectorhttps://www.nature.com/articles/s41598-022-20970-6
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