宮崎大学
ニュースリリース

産学官連携でIT人材を育成 ~ 宮崎-バングラデシュ・モデルがデジタル人材育成大賞を受賞 ~

2024年02月21日 掲載

2024年220日(火)、宮崎大学と株式会社新興出版社啓林館が国際協力機構(JICA)、宮崎市などと連携して取り組むIT人材育成導入事業「宮崎-バングラデシュ・モデルが宮崎大学がデジタル人材育成大賞を受賞することとなり、デジタル人材育成学会の角田仁会長(千葉工業大学教授)から、鮫島浩宮崎大学長、本間文勝専務取締役(株式会社新興出版社啓林館)に賞状が贈られました。

20240221_IT01.jpg左から:角田会長、本間専務取締役、鮫島学長

宮崎-バングラデシュ・モデル」は、2017年よりJICA、宮崎市、企業との産学官連携で取り組み、2021年からは、株式会社新興出版社啓林館が宮崎大学に寄附講座「外国人ICT技術者人材育成学講座」を設置。これまで7年間で、200名以上が日本へ就職し、そのうち70名以上が宮崎大学での留学を経て、宮崎県内のIT企業に就職しています。

角田会長からは、これまでの実績を例に挙げながら、『「宮崎-バングラデシュ・モデル」は産学官、JICA、地元企業が連携して、数100人規模の人材育成を行っていて、非常に秀逸。このモデル(活動)を更に発展させて欲しい』と、激励の言葉が送られました。



20240221_IT02.jpg上段左から:矢野助教、伊藤准教授、佐藤部長*、田阪特別教授、新地理事
  下段左から:村上副学長、本間専務取締役*、角田会長**、鮫島学長、丸田氏**
(*㈱新興出版社啓林館、**デジタル人材育成学会)


また、事業のプロジェクト・マネージャーを務める外国人 ICT 技術者人材育成学講座(寄附講座)の田阪真之介特別教授からは、「これまで7年間におよぶ地道な取り組みがこのような形で評価されたことを率直に嬉しく思う。これまで構築してきたこのモデルをさらに深化させ、他県に水平展開していくことで日本国内のIT人材不足の解消に貢献していきたい」と今後への意気込みが述べられました。

宮崎大学では、今後も地域自治体や企業等と密接に連携しながら、地域社会の国際化と多文化共生に向けた地域づくりに貢献するとともに、地域から必要とされる人材の育成に尽力してまいります。

▼「日・バングラデシュ戦略的パートナーシップに関する共同声明」に宮崎大学が主導する事業への謝意【2023.5.9 宮崎大学】
  https://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/topics-info/post-988.html

▼岩間公典在バングラデシュ日本国特命全権大使が宮崎大学を視察【2023.8.7 宮崎大学】
  https://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/post-1042.html


【授賞理由】
宮崎‐バングラデシュ・モデルは、バングラデシュにおいてJICAがB-JET事業として優秀な若手IT人材へ日本語・ITについて教育し、宮崎大学が留学を受け入れて日本語教育・インターンシップを行い、宮崎の企業を中心に日本への就職を支援するという独自モデルである。そして、JICA事業終了後、B-JETは現地大学と宮崎大学へ承継されて、宮崎大学に設置の新興出版社啓林館寄付講座により引き続き実施されている。本モデルは宮崎大学・JICA・企業・宮崎市の産官学連携による好取組事例であり、デジタル人材育成を通じて地方創生にも寄与している。本学会として高く評価したい。
(ホームページより引用 https://www.ddhr.jp/award/1st-announcement/

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