ニュースリリース
2026年11月06日 掲載
令和8年9月に、宮崎大学教育学部教職実践基礎コース3年生11名が「地域キャリアデザインⅡ(教育)」(SPARC未来共創教育プログラム)の授業の一環で、宮崎県立小林秀峰高校(9月16日)、飫肥こども園(9月25日)、西都市立西都中学校(9月28日)を訪問しました。学生たちは、園見学や授業参観、園長先生や校長先生によるご講話、現職教員や園児・生徒との交流などを通して、幼児や生徒の発達段階に応じたキャリア教育のあり方について理解を深めました。いずれも、午前中3時間ほどの訪問でしたが、附属小学校での3週間の教育実習を終えた直後に、こども園や中学校、高校でのフィールドワークに参加したことで、子どもたちの発達段階や教育内容のつながりについて多くの気づきがあったようです。
宮崎県立小林秀峰高校訪問の様子(9月16日)
日南市 飫肥こども園訪問の様子(9月25日)
西都市立西都中学校訪問の様子(9月28日)
訪問を終えた学生のレポートには、以下のような記述がありました。
○3校園でのフィールドワークを通して、発達段階に合わせたキャリア教育のあり方について学ぶことができた。幼稚園・保育園段階では、日々の生活や遊びを通じて自分の興味があることに気づき、友達や先生と関わる力や色んなことに意欲をもって取り組む力を育むこと、中学生段階では、学校という小さな社会の一員として、学業や部活動だけではなく、学校をより良くするために主体的に学校づくりに関わる力を育むこと、高校生段階では、自分の将来の生き方やビジョンについて具体的に考え、社会に出たときに必要とされる力を育むことがそれぞれの発達段階の子どもに必要なキャリア教育だと考えた。○今回の学校訪問から子どもたちの成長は連続した発達の過程にあることを実感した。小学校では、子どもたちが失敗を恐れずに安心して挑戦できる環境をつくり、自分で考え、行動する機会を多く設け、経験から自己肯定感を育んでいきたい。○子どもたちは発達段階に応じた学びや経験を積み重ねる中で、考える力、選択する力また他者と協力する力といった社会で生きる力を身に付けていくことが分かった。一方で、そのような力は、ある段階で突然身に付くものではなく、それぞれの発達段階における学びや経験がつながることで、徐々に育まれていくものであると考えた。○幼児期、小学校、中学校、高校では学びの形は異なるものの、それぞれの経験が次の学びの基盤となっていることに気づいた。特に小学校は、幼児期からの学びを受け取り、中学校や高校、その先へとつないでいく重要な段階である。今回得た視点を今後の授業づくりや子ども理解に生かし、目の前の学びだけでなく、その先の成長や学びまで見据えて子どもと関わることのできる教師を目指したい。○教育実習の直後だったからこそ、小学校だけを見ていたときには気付かなかった子どもの成長のつながりを実感できた。これからは、目の前の子どもだけを見るのではなく、その子どもがこれまでどのような経験を重ね、どのような成長をしていくのかという視点をもって関わりたい。
宮崎大学教育学部教職実践基礎コースでは、地域に根差す学校づくりの中心となる小学校教員を養成しています。教職大学院への進学を前提とした、6年間を見通したカリキュラムを編成するとともに、市町村教育委員会等と連携した教育現場でのフィールドワークが学部1年次から充実しています。また、本コースは、令和6年度から文部科学省・地域活性化人材育成事業(SPARC)に参加し、地域社会と連携した人材育成の充実に取り組んでいます。学校や教育委員会と協働した学びのフィールドを創出・活用し、宮崎地域の活性化を教育面からリードする未来共創人材を育成しています。
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