宮崎大学
ニュースリリース

第16回CADIC国際シンポジウム「国境を越える脅威に挑む -持続可能な家畜衛生のための 国際技術協力の新展開-」を開催

2026年07月28日 掲載

2026年7月7日(火)、宮崎大学創立330記念交流会館において、第16回宮崎大学産業動物防疫リサーチセンター(CADIC:Center for Animal Disease Control)国際シンポジウム「国境を越える脅威に挑む:持続可能な家畜衛生のための国際技術協力の新展開」を開催し、オンラインも含めて約130名の皆様にご参加いただきました。

まず、深井克彦氏(農研機構 動物衛生研究部門:NARO)から、NAROが国際連携の基盤として進めてきた口蹄疫研究の近年の取り組みを、診断法の開発、分子疫学、国際連携の3つの観点から紹介いただきました。次に、桐野有美氏(JICA)から、家畜の振興と動物衛生、動物衛生分野における国際協力の動向、動物衛生に関するJICAの取り組みについて解説がありました。最後に、Ellini Hamunyela(エリニ ハムニエラ)氏(ナミビア中央獣医研究所)から自国の産業動物感染症の発生と対応状況、そして日本で受講したJICA研修の実践等について報告がありました。

深井克彦氏
△深井克彦氏
桐野有美氏
△桐野有美氏

また、講演後は、総合討論の時間を設け、フロア(オンラインを含む)からの質問に3人の講師が答え、さらに議論を深めていきました。活発な意見交換が行われ、とても有意義な国際シンポジウムとなりました。

総合討論の様子(スクリーンのEllini Hamunyela氏はナミビアからオンラインで参加)
△総合討論の様子(スクリーンのEllini Hamunyela氏はナミビアからオンラインで参加)
会場の様子
△会場の様子

宮崎県では、2010年に発生した口蹄疫により、約7万頭の牛と約22万頭の豚が殺処分されるという未曾有の惨事に見舞われたことから、2011年に、日本で唯一の産業動物感染症を専門に扱う研究センターとしてCADICが開設されました。CADICでは、アジアにおける産業動物感染症の研究拠点として最先端の研究を推進するとともに、国際協力機構(JICA)や県などと連携しながら人材育成を行い、日本のみならず海外からも多数の学生や研究者を継続的に受け入れています。また、設立以来、年1回の国際シンポジウムを開催してきており、口蹄疫や高病原性鳥インフルエンザ、アフリカ豚熱などの悪性産業動物伝染病に関する最新の知見や情勢などを提供してきました。

産業動物防疫リサーチセンターでは、引き続き、産業動物感染症制御に関する先端研究に取り組み、産業動物防疫活動においてグローバルに活躍できる人材の育成に努め、本県をはじめとする畜産業の発展に貢献してまいります。

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