ニュースリリース
2023年06月05日 掲載
宮崎大学工学教育研究部機械知能工学プログラム准教授の山子剛と医学部整形外科学分野 教授(兼・医学部附属病院長)の帖佐悦男が医工連携で研究・開発してきた、楽しみながら「ロコモ」を予防・改善する新感覚ロボットシステムである「LOCOBOT®(ロコボット)」の臨床研究の成果が明らかになりました。
この臨床研究の成果は学術誌「PeerJ」に、基礎研究の成果は学術誌「International Journal of Environmental Research and Public Health」に掲載されたことから、令和5年6月2日に宮崎大学にて記者会見を開きました。
また、ロコボットのデモンストレーションも実施したほか、メディアの皆様方にも楽しみながらリハビリをするという感覚を体験してもらいました。
【今回発表した臨床研究成果のポイントは以下のとおりです】 ⚫ 変形性股関節症による人工股関節全置換術の術後において、ロコボットによる治療は運動機能の改善に有効であることを世界に先駆けて実証に成功。 ⚫ 手術翌日から毎日 10 分間ロコボットを使用した場合、わずか術後 12 日で立位時の両足荷重割合が正常まで回復し、標準的な治療よりも有意に改善。 ⚫ バランス機能は術前よりも有意に向上。
宮崎大学では、2007年に国内初となる異分野融合型の大学院博士後期課程である農学工学総合研究科を設置したほか、2010年にも医学と獣医学が融合した国内唯一の医学獣医学総合研究科を設置するなど、分野の垣根を越えた融合型研究を推進しています。今後も、異分野融合の研究を進め、様々な形で地域の皆様に還元できるように取り組んでまいります。
【参考資料】・プレスリリース 2023/5/22 https://www.miyazaki-u.ac.jp/public-relations/20230522_01_press.pdf
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