ニュースリリース
2023年11月29日 掲載
令和5年 11 月 24日(金)、宮崎大学地域資源創成学部農村社会学研究室(松岡崇暢准教授)のグループは、綾中学校で未来づくりワークショップを開催し、2年生78名に参加していただきました。
本企画は、2020年以降、綾町の各集落に残る古い写真をアーカイブ化し、それぞれの地域の懐かしい行事や文化を残すことを目的として、農村社会学研究室が綾町との連携事業として取り組んできた「綾の肖像プロジェクト」の一環として実施したものです。
今回は、大学生16名と大学院生1名がファシリテートしながら、SWOT分析の手法を用いて、中学生自身に、綾町の現状を把握してもらい、20年後も誇れる町として存続していくにはどのようなことをしていくべきなのか、誇れる綾を残していくための方策について考えていただきました。(SWOT分析とは、外部環境と内部環境をStrength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の4つの要素で要因分析することで、改善点や伸ばすべきポイント、将来的なリスクなどを見つけることができるフレームワークです。)
グループの一つをファシリテートした地域資源創成学部3年の東海翔(あずま かいと)さんは北海道立旭川南高校出身。生まれ育った地域をこれからも活力に満ちた場所であって欲しいとの想いで、実践的な地域活性化への取組を学ぶことができる宮崎大学に入学。綾町の生徒達の意見や想いを上手く吸い上げながら、20年後も誇れる綾町を残していくために「自分たちができること」「みんなで力を合わせてやっていくこと」などをまとめて報告しました。
グループの一人の中学2年生である青山倫三(あおやま りんぞう)さんは、小学3年生の時に「水がきれい」「有機農業を推進している」などの理由から、東京から綾町に移住してきた経歴を持っていて、「綾町には都会にはない良さが沢山残っている。今日は、みんなの綾町に対する考えを聞くことができた有意義だった」と感想を述べてくれました。
2023年10月1日に公表された宮崎県の総人口は104万人台となり、今後も減少し続けていくことが予測されています。これまで以上に人口減少・少子高齢化による地域課題は増大し、地域課題の有効な解決策を創出していくことが極めて重要となってきます。宮崎大学地域資源創成学部では、地域社会や地域自治体と密接に連携しながら、地域の知の拠点として、高い専門的能力と熱意を持ち、各地で活躍できる人材の育成に努めてまいります。
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