宮崎大学
ニュースリリース

教育学部永吉准教授が監修した広告が日本産業広告賞 「新聞部門(モノクローム広告賞)」第2席を受賞

2023年12月01日 掲載

2023年4月から、百人一首の和歌風のキャッチコピーをあしらった絵札のビジュアルで、1年間にわたり月替わりで、日本経済新聞、讀賣新聞、朝日新聞、毎日新聞、産経新聞等に掲載されてきたリンテック株式会社の広告(和歌監修:永吉寛行准教授)が、日本産業広告賞「新聞部門(モノクローム賞)」第2席を受賞しました。

日本産業広告賞は、日刊工業新聞社が産業広告の健全な発展と質的向上を図る目的で1966年に制定したもので、広告としての明確なコンセプトやメッセージ性、紙媒体としての表現方法やデザインなどが総合的に審査されます。

永吉准教授は、シール・ラベル用の粘着紙・粘着フィルムなどを手がけるリンテック株式会社さんの新聞広告を監修し、百人一首の絵札のビジュアルに、和歌の替え歌風キャッチコピーをあしらうことで、持続可能な社会の実現に向けて生み出している製品や技術を紹介してきました。

〔元歌〕
由良のとを渡る舟人かぢを絶え行方も知らぬ恋の道かな(曽禰好忠)

〔元歌〕
足引きの山鳥の尾のしだり尾の長々し夜をひとりかも寝む(柿本人麻呂)

〔元歌〕
吹くからに秋の草木のしをるればむべ山風をあらしといふらむ(文屋康秀)

〔元歌〕
花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに(小野小町)

〔元歌〕
これやこの行くも帰るも分かれては知るも知らぬも逢坂の関(蝉丸)

〔元歌〕
わが庵は都のたつみしかぞ住む世をうぢ山と人はいふなり(喜撰法師)

なお、この「リンテック流十二人一首」シリーズは2024年3月まで続きます。各紙月2回程度の掲載ですので、ぜひ探してみてください。

↓ 以下、審査委員からのコメント抜粋
突出6枚のシリーズ作品。ぱっと見で百人一首なのだが、目を凝らしてみると「リンテック流12人一首」とのこと。この「札」が突出というスペースにピタリとフィットしている。また、句もそれぞれ同社製品の特徴を見事に詠んでいて、思わず「上手い!」と手を叩きたくなる。せっかくなので12人ではなく100人揃えて欲しいと思ったのは私だけではないはずだ。欲を言えばキャラクター名も付けて欲しい。そしてこれを使ったカルタ大会を見てみたい。
※注 突出=「つきだし」と読み、記事下広告部分から、記事部分に突き出している広告のこと。朝日新聞を例にすると、「天声人語」の左側の小スペース。

▼ 研究者データベース 永吉 寛行 
https://srhumdb.miyazaki-u.ac.jp/html/100002181_ja.html

▼ 宮崎大学のひと~百人一首の魅力を伝えたい 永吉 寛行さん
https://www.miyazaki-u.ac.jp/public-relations/public/folder760/008.html

▼ 永吉准教授が担当する公開講座「楽しく学ぶ百人一首~和文化世界への招待~」
https://www.miyazaki-u.ac.jp/manabi/drhrd/extension/2023-1/100.html

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