ニュースリリース
2024年06月19日 掲載
2024年6月15日(土) 、都城泉ヶ丘高校体育館において、株式会社村田製作所のエンジニアとして活躍している鈴木まゆ氏をお迎えして、宮崎県立都城泉ヶ丘高校および同附属中学校の全校生徒約1,000人を対象にした講演会を開催しました。
これは、宮崎大学が主導する女子中高生の理系進路選択を支援するプログラムである「集まれ!宮崎アマテラスガールズ~サイエンスの岩戸を開けてみよう~」の一環として開催したもので、講師を務めた鈴木氏は2011年度に都城泉ヶ丘高校を卒業後、宮崎大学工学部および大学院工学研究科を卒業(修了)した同校生徒の先輩にあたります。今回は、『将来の選択肢を広げるために~電子部品メーカという選択肢の1つ~』と題して、現在携わっている仕事内容や仕事への想いなどを熱く語っていただきました。また、講演会終了後、希望する生徒と座談会形式で意見交換を行う「エンジニアリングカフェ」を行い、女子高生からの様々な質問に、鈴木氏が丁寧に受け答えして、参加者にとって有意義な時間となったようです。
「集まれ!宮崎アマテラスガールズ~サイエンスの岩戸を開けてみよう~」は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)事業である「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」に宮崎大学工学部が主体となって申請し、令和5年度に採択されたプログラムです。体験講座・施設見学・エンジニアリングカフェ・サイエンスキャラバンなどの企画を、年間を通じて実施し、女子中高生の理系進路選択を支援しています。
日本国内の大学入学者のうち、STEM分野(「Science(科学)」「Technology(技術)」「Engineering(工学)」「Mathematics(数学)」)に入学する者は17%に留まり、経済協力開発機構(OECD)加盟の調査対象国の中でほぼ最下位となっています(OECD平均27%)。さらに、同分野での女性の割合もOECD平均よりも低くなっており、今後、イノベーション創出を通じた社会課題解決を加速するためにも、理系を志す女性の人材育成は急務で、そのためには、中高生の段階から第一線で活躍している方々と交流する機会を提供していくことは非常に重要となります。
宮崎大学では、令和7年度入学選抜(令和6年度実施)における学校推薦型選抜において、女子枠を新設する予定としているなど、理工系を志す女子生徒の受け入れ・人材育成を推し進めてまいります。
▼令和7年度から宮崎大学工学部の各プログラム名称及び入試方法を変更しますhttps://www.miyazaki-u.ac.jp/tech/news/examinee/7.html
▼アマテラスガールズプロジェクトのレポートはこちらからhttps://www.miyazaki-u.ac.jp/jyoshi_shien/report/
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