ニュースリリース
2025年04月30日 掲載
2025年4月22日(火)から25日(水)にかけて、台湾国立宜蘭大学(National Ilan University)の人文管理学部外国語文学学科の学生7名に本学にお越しいただき、英語教育や言語文化に関する様々な授業・交流を行いました。
宜蘭大学は台湾の東北部の宜蘭県宜蘭市に位置し、1926年に台湾東部での農業指導者育成を目的に設立された宜蘭農林学校を前身とし、2003年に大学に昇格し、国立宜蘭大学の校名になり現在に至っています。現在では工学部、電子電気学部、生物資源(生物生産)学部などの5つの学部と、19の学科、22の大学院研究科を有す総合大学です。
今回は、人文管理学部外国語文学学科の張雅玲教授が同行し、台湾にルーツを持つHOMBU AMY講師(多言語多文化教育研究センター)が同交流のアテンドを行いました。
前回の来学では農学部中心に意見交換を行いましたが、今回は外国語文学学科の学生と、英語での授業を中心とした交流を行いました。
初日となった4月22日(火)は錦本町ひなたキャンパスへ行って、地域資源創成学部2年ビジネス英会話の授業を受け、翌23日(水)は農学部1年生を対象に英語コミュニケーションの授業が行われ、多くの新入生が集いました。グローバル化が進む農業分野で必要となる英語力の習得に向け、学生たちは熱心に耳を傾けていました。同日午後には、地域資源創成学部の山崎有美准教授が、自身が取り組んだ金柑に関する研究について紹介し、意見交換を行いました。
宮崎県は、金柑の生産量日本一を誇りますが、同様に宜蘭も台湾での金柑生産量が国内一位と共通の地域資源を保有しています。地域が持つ多様な資源を英語でどう伝えていくか、また、地域資源にどのような価値を創成していくか、活発な意見交換と質問が飛び交いました。宮崎の代表的な果物である金柑を始めとする食品の共同研究や学生交流の可能性について、当該研究で用いた地域企業の食品と宮崎完熟きんかん「たまたま」を食べてもらいながら、リラックスした雰囲気のなかで意見交換がなされました。
台湾国立宜蘭大学の張雅玲先生および学生の皆様、今回は宮崎までお越しいただきありがとうございました。宮崎大学では、今後も海外大学との学生交流・研究交流を行いながら、学部を超えた連携による多角的な学びと、国際交流の機会を増やしていく予定です。
△山崎研究室で記念撮影
【参考記事】
未来の学生交流・研究交流を目指して ~ 台湾国立宜蘭大学長と國武農学部長が意見交換 ~https://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/international-info/post-1199.html
「優乳甘酒(ゆうにゅうあまざけ)きんかん」の開発を学長に報告https://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/topics-info/post-788.html
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