宮崎大学
ニュースリリース

宮崎基地特攻資料展を宮崎大学附属図書館にて開催

2021年08月25日 掲載

※宮崎県独自の「緊急事態宣言」が発令されたことに伴い、附属図書館本館は8月18日から9月12日までの間、学外利用者の入館をお断りすることとなりましたのでお知らせいたします。


令和3年8月20日(金)から、宮崎大学木花キャンパス附属図書館において「宮崎基地特攻資料展」(主催:宮崎特攻基地慰霊祭実行委員会、共催:宮崎大学、後援:南九州文化会)を開催しています。

本資料展は、第二次世界大戦中に日本各地で起こった悲劇が二度と繰り返すことのないよう、大学生をはじめとする若い世代に戦争の悲惨さと平和の尊さを伝えることを目的として、本学が宮崎特攻基地慰霊祭実行委員会と協力して開催しているもので、今年度が2回目の開催となりました。

会場には、現在の宮崎空港である宮崎基地(赤江飛行場)から出撃した特攻隊員達の遺影や特攻隊員が家族にあてた手紙や遺書などを並べたパネルおよび当時の宮崎基地の全貌が描かれたパネル、アメリカ軍兵士が実際に使用していた装備品や戦闘機の模型などを展示しているほか、MRT宮崎放送の協力を得た映像視聴コーナーを設置しています。また、宮崎県内で飛行中に撃墜されたり、不時着したことなどが原因で命を落としたアメリカ兵38人の資料も展示していて、日米双方からの視点による展示をしていることが特徴でもあります。

さらに、令和2年度の展示がきっかけとなって、宮崎基地から飛び立った第9銀河隊の飯島誠海軍中尉(昭和20511日に宮崎から出撃し、21歳で戦死)のご遺族の方から寄贈された飯島中尉が学生時代に残した遺品なども特別展示しています。

本資料展を監修している戦史研究家の稲田哲也氏(南九州文化会)は「この宮崎を最期の地として全国各地から集められた大学生と同じ世代の特攻隊員が命を落としたこと。また、多数の若いアメリカ兵もこの宮崎の地で命を落としたという事実を少しでも多くの大学生に知っていただきたい」と熱を込めて語りました。

本資料展は令和3年9月15日まで開催予定で、宮崎大学では、このような資料展を通じて、平和に対する強いメッセージを発信していくこととしています。

令和3年度宮崎基地特攻資料展 :

https://www.miyazaki-u.ac.jp/crcweb/news/event/24199



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会場(図書館)入口

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関連映像視聴コーナー(MRT宮崎放送提供)

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宮崎基地(現宮崎空港)

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遺書の展示コーナー

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アメリカ軍兵士が使用していた装備品

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戦闘機の模型

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関連図書コーナー

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当時の宮崎基地を紹介するパネル

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