宮崎大学
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音楽で愛する宮崎をもっと「あったかく」♪いちたに ななさん

掲載日:2021年12月13日

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いちたに なな さん(2022年度卒業)

地域資源創成学部

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 2000年生まれ。宮崎市出身。幼少期は諸塚村で過ごす。
 小学4年生の時に、クラシックギターを弾いていた祖父のように自分もギターを弾けるようになりたいと思い祖父に頼んで中古のギターを買ってもらう。しかし、その後の2年間 は指が痛かったこともあり、ほとんどギターを弾くことはなかった。
 中学校に入学すると、当初は合唱部に入るつもりだったが、剣道部で体験入部したところ、先輩方に「センスがある」などと褒められて調子に乗ってしまいそのまま入部。3年次には、初段に昇進し部長を務めた。
 宮崎大宮高校では、パフォーマンス書道に見せられ、書道部に入部。その傍ら、2年次には高校の文化祭で弾き語りをしたことをきっかけに、本格的に音楽活動を開始。そこから、自分で関係者の方々に売り込みをして、地元の祭りのステージ出演や、高齢者施設のボランティア演奏、ライブハウスでの演奏などを始めた。
 現在は、宮崎県内のテレビCMソングも多数手掛けるシンガーソングライターとして活躍中。また、ラジオパーソナリティーやイベントMCなどもマルチにこなす。
 三姉妹の長女で、友達に対してもついついお節介を焼いてしまうタイプ。超愛犬家。実家には2匹のトイプードルがいて、名前は「むぎちゃん」と「ごまちゃん」。

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写真:高校時代は制服を着て演奏するスタイルでした(2018年撮影)

Q.普段はどのような活動をしているのですか?

 普段は学業の傍ら、シンガーソングライターとして活動をしています。ギターを弾きながら、自分で作詞作曲をしたオリジナル楽曲を演奏しています。
 2019年に開催された日本女子プロゴルフ協会公認で賞金総額8,000万円の「アクサレディースゴルフトーナメント」のテレビCMでは、私が制作したオリジナル楽曲を採用していただきました。現在、UMKテレビハウジングパークさんのテレビCMソングとして使われている楽曲も私が制作したオリジナル楽曲「はだしのわたし」です。
 音楽以外でも、宮崎サンシャインFMのパーソナリティーとして、毎週2時間の生放送も担当しています。また、国内最大級の学生ビジネスプランコンテストである「宮崎・学生ビジネスプランコンテスト(2021)」の大会テーマソングも担当させていただいたほか、私が所属するゼミの土屋先生と一緒に司会も務めさせていただきました。

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青島で撮った写真が、宮崎らしいととても好評でした

■UMKハウジングパークCMソング はだしのわたし(いちたにななYou-tube)
https://www.youtube.com/watch?v=GjKpMGl4beQ
 
■宮崎・学生ビジネスプランコンテスト
https://www.miyazaki-u.ac.jp/busicon/

Q.先日ワンマンライブを開催されたと聞きました。終えてみてどうですか?

 そうなんです!!
 11月6日に、2枚目のCDの発売を記念したワンマンライブを開催することができました。
 もともとは9月に開催しようと思っていましたが、ちょうど8月頃は、新型コロナウィルス感染症の影響で全国各地に緊急事態宣言も出されていて、感染者数は増えるばかりで収束の目処がつかない状況だったため、延期することにしました。
 「このままワンマンライブをできないまま大学生活が終わるのでは・・・」そんな不安もありましたが、ワクチン接種も順調に行われていましたし、「もしかしたら状況が改善するかもしれない」とわずかな希望を持って11月に開催しようと準備を進めました。
 土屋先生も、「自分の努力でなんとかなることと、ならないことを切り分けて考えなさい」、「コロナの状況を改善することは自分の努力ではどうすることもできないけど、もしかしたら状況が良くなるかもしれないからその時に備えて準備はできるよね」と言って、常に私のことを後押ししてくれたことも大きかったかもしれません。
 すると、10月に入ってから感染者数が劇的に減りはじめ、大学から出される感染症対策のための制限も緩和され、ついに実施することができました。企画構想から約1年。全てが計画通りだった訳ではないですが、大学の友達もたくさん見にきてくれて嬉しかったですし、自分自身がとても成長することができた時間で、心からやってよかったと思いました。支えてくれたみんなには心から感謝しています。

20211213_hito_004_02.jpg写真:ワンマンライブ終了後撮影(2021年11月)

Q.ラジオパーソナリティーとしても活動されているとのことですが、学業との両立で大変なことはありますか?

 現在、宮崎サンシャインFMの「ホッと音RADIO」というお昼の帯番組の金曜日を担当しています。
 金曜日の午後からは講義を入れていないので、上手く両立することができています。
 大学生ならではの目線を大切に、毎週生放送をしています。また、小さなFM局なので、やりたいコーナーなど新しい企画を提案すると、どんどん採用していただける点はとても面白いです。
 ラジオでは様々な分野のことについて話すことになり、そのためには事前に多くの情報を頭にインプットしておく必要があり、日頃から大学の講義を大切にすることはもちろん、新聞などで常に新しい情報を入手していて、パーソナリティーとしての活動が学業にも良い影響を与えてくれています。
 リスナーの方々から、番組宛てのメールでダイレクトにリアクションをいただけるので非常にやりがいを感じています。

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写真:生放送中の様子

Q.大学では何を専攻していますか?

 マーケティングを専攻しています。
 つい先日、これまで一年かけて取り組んできた延岡市の地域課題を解決するための調査・分析・提案・テストマーケティングまでの一連の報告を、延岡市長にさせていただきました。
 ゼミでの学びは、自分の音楽活動にも繋がってきていると感じています。音楽とマーケティングは切っても切り離せない関係にあるため、どのような形でCDのプロモーションをすればいいのかなど、少し迷った時の判断にマーケティング思考が生かされています。私の場合は、大学で学んだマーケティングを、音楽活動を実践の場として試している感じで、楽しみながら学ぶことができています。
 また、ゼミのメンバーが本当に個性豊かで、何かにチャレンジしている学生が多く、とても刺激をもらっています。

20211213_hito_006.jpg写真:ゼミのメンバー
(毎年七夕の日は、ゼミ生は浴衣をきることになっている、右:土屋准教授)

■研究者データベース(土屋有)https://srhumdb.miyazaki-u.ac.jp/html/100001564_ja.html

Q.これまで3年間の大学生活を振り返っていかがですか?

 高校時代のライブ活動を通して、宮崎のさまざまな人たちと交流をし、気づかないうちに地元のことがとても好きになっていました。「宮崎を音楽で明るくしたい!!」くらいの熱い気持ちを持っていましたし、その想いを学業に生かすことができる地域資源創成学部を進学先に選んだことは正解でした。
 大学2年時は、新型コロナウィルス感染症の影響が深刻で、対面のライブやイベントは軒並み中止になり、授業の多くはオンラインで実施されるなど、苦しい時期もありました。しかし、「対面式のライブが駄目なら、できることをしよう」と、ライブ配信を始めましたところ、県外の人たちとの新しい出会いもあり、宮崎からでも、SNSを使って発信を続ければ全国と繋がれるとわかりました。
 今は、目の前にいる人の心を「あったかく」する歌を届けていきたいと思っています。また、悩んだり、つまずいたりしながらも走り続ける等身大の私をみて、誰かが少しでも挑戦してみようかな、頑張ってみようかな、と思えるような活動をしていきたいと思います。「悩んだらとりあえずやってみる!」が私の人生のモットーなので、今後もワクワクすることに挑戦し続けていきたいです。
 最近は、対策をしながらでも、音楽が生活に戻ってきているような感覚がありすごく嬉しいです。これからも地元宮崎を拠点に活動を続けていきたいです。

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写真:2019年夏に東京でライブをした時の様子

Q.高校生にメッセージをお願いします。

 私は、地域資源創成学部に入って、机に向かって教科書を読む以外にも勉強の種類があると知りました。ゼミの仲間と議論をしたり、街に出て人々と話をしたり、自分だけの角度で地域について勉強できる学部だと思います。また、1年次は幅広く、学年が上がるにつれ徐々に専門性のある講義を受講するカリキュラムなので、大学でやりたいことを見つけることも可能だと思います。実際に、私は大学2年の途中で「マーケティングを勉強したい」と思い、マーケティングのゼミに入りました。自分から何かを学びたいと強く思ったのはこれが人生で初めてだったので、とても興奮したのを覚えています。いろんなことに興味があり、やりたいことをまだ決めきれていない人にこそ、地域資源創成学部を進路の候補に入れてほしいなと思います。

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写真:宮崎市内にて(2021年秋撮影)

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