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ニュースリリース

第12回宮崎大学産業動物防疫リサーチセンター国際シンポジウムを開催

2022年11月17日 掲載

2022年11月16日(水)、宮崎大学330記念交流会館において、第12回宮崎大学産業動物防疫リサーチセンター(CADIC)国際シンポジウムが開催され、オンライン視聴も含めて100名を超える参加がありました。

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△ 講演するHarimurti Nuradji 氏

世界的な人口増におけるタンパク源供給不足問題のために、アジアにおける畜産業発展には大きな期待が寄せられています。しかしながら、アジア諸国においては、安心・安全な畜産物の安定供給のために、国際的な家畜衛生と食品の安全の向上が大きな課題となっています。その中でも、輸出制限に関わる重要家畜伝染病の清浄化と、生産された畜産物の食品衛生管理の国際基準である危害分析重要管理点方式(HACCP)による高度衛生管理が不可欠となっています。

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△ オンラインでの質疑応答

宮崎大学産業動物防疫リサーチセンター(CADIC)では、このような獣医学が責務を持つ家畜感染症防御の先端研究に取り組み、またこのような研究内容を現場に還元できる人材育成を行ってきました。現在問題となる国際的な家畜感染症防疫のためには、我が国のみならずアジア、世界的な視点からの取り組みが不可欠です。

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△ 会場での意見交換


今回は、第 1 部では、アジアにおける獣医学教育ネットワークの現状と課題を国際獣疫事務局、タイ、インドネシアから3名の講師に紹介していただき、加えてアジアにおける家畜感染症の教育・研究拠点を目指してきた CADIC の創設 2010 年来の取り組みを紹介しました。また、第 2 部では、CADIC の構築しているアジア獣医学ネットワークにおける研究内容を紹介しました。

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△ 集合写真

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