宮崎大学
ニュースリリース

文部科学省情報ひろばにて宮崎大学と門川町の連携事業企画展示を開催(5/27~7/12)

2022年05月27日 掲載

令和4年5月27日(金)から令和4年7月12日(火)にかけて、文部科学省情報ひろば(旧文部省庁舎 3階企画展示室)において、企画展示「大学連携による地域資源を活かした地方創成~さかなのまち門川町の豊かな海を見える化~」を開始しました。

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△展示会場の様子

宮崎大学では、門川町にしかない魅力を学術的な視点から発見し、地域住民と協同で門川町の魅力を磨き上げると同時に、次世代にその魅力を引き継ぐ取組を行うことなどを目的として、2017年に包括連携協定を締結。当初は3つ事業から開始しましたが、現在の連携事業は多岐に及び、最も核心部分として取り組んできた事業である「さかなのまち門川町の豊かな海を見える化プロジェクト」では、事業開始から3年目の2019年に、地域で水揚げされた515種を掲載した「門川の魚図鑑」が完成し、同町のふるさと納税の返礼品としても採用されるなど、地域住民に愛される図鑑が完成しました。

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また、2018年には小中学生を対象にした「海辺の生き物ガイドブック」が完成し、門川町内のすべての小学生に無償配布付されたほか、2020年には「門川の魚かるた」が完成したほか、2021年には「門川のおさかなガイドブック」が発行され、門川町内の全6千世帯に無償配布されました。

さらに、2021年には沿岸(水深約0m~40m)でとれた魚種644種、陸棚(水深約20m~110m)でとれた魚種186種、深海(水深約200m~363m)でとれた魚種88種の合計815種が掲載された大図鑑「ひむかの海の魚たち」が5年の歳月を経て完成2022年には新たに、門川の海をテーマにした絵本「夏休みの思い出」も制作されたほか、学生が開発した完成度が非常に高いアプリも公開され、誰もがダウンロードできるようになっています。

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そのほかにも、「多言語による門川の魅力発信プロジェクト」「かどがわグローバルキャンプ」「フィンガーライム栽培研究」「カンムリウミスズメ(天然記念物)の調査・研究」など、幅広い連携事業により地域が活性化されていて、これらの取り組みは、「さかなのまち」として知られてきた門川町(湾)周辺の魚類多様性を学術的に証明するとともに、門川町の魅力を発信することに大きく貢献するとともに、地域の若い世代への郷土愛をはぐくむ教育にも大きく貢献しており、大学と市町村連携のロールモデルとなっています。是非、東京近郊にお住まいの方は、文部科学省情報広場にお立ち寄りいただければ幸いです。

▼プレスリリース 2022/5/25
https://www.miyazaki-u.ac.jp/public-relations/20220525_01_press.pdf

▼大図鑑「ひむかの海の魚たち」に関する詳細
https://www.miyazaki-u.ac.jp/crcweb/news/15898
▼研究者データベース(村瀬敦宣准教授)
https://srhumdb.miyazaki-u.ac.jp/html/100001370_ja.html
▼宮崎大学のひと:豊かな海を次の世代に残したい(緒方悠輝也さん)
https://www.miyazaki-u.ac.jp/public-relations/public/folder760/017.html
▼『門川おさかなガイドブック』は以下のURLからダウンロードできます
https://www.town.kadogawa.lg.jp/industry/cat/page003631.html

展示期間:令和4年5月27日(金)~ 令和4年7月12日(火)
開館時間:平日 10時 ~ 18時 ※入館は17時半まで
展示会場:「文部科学省 情報ひろば」旧庁舎3階 企画展示室 ※入場無料
展示内容:「宮崎県のさかなのまち門川の魚図鑑」、「新・門川の魚図鑑:ひむかの海の魚たち」
     「門川町周辺の海辺の生き物ガイドブック」
     「門川おさかなガイドブック~さかなのまちの漁業と水辺~」
     「門川の海の絵本 ~夏休みの思い出~」、「門川の魚かるた」 ほか

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