ニュースリリース
2023年03月10日 掲載
「ドラゴンボール(DRAGON BALL)」公式サイトにおいて、工学部川末教授がアニメで描かれたスカウターを研究者の視点で解説し、紹介されました。
△ フリーザが使用するスカウターが爆発するシーン(画像は許可を得て掲載しています)ⓒバード・スタジオ/集英社
約30年前にドラゴンボールの世界で描かれたスカウターは相手の戦闘能力を測る装置でした。本学工学部川末紀功仁教授を中心とする研究グループが、AI(人工知能)とAR(拡張現実)技術を駆使して開発した装置は「豚の体重」を瞬時に可視化する「豚の体重が見えるめがね」です。この二つは数値化されるものが「戦闘能力」と「豚の体重」の違いはあるものの、「豚の体重が見えるめがね」は、ある意味ドラゴンボールの世界において、ベジータやフリーザが使用していたスカウターそのものといえるでしょう。
今回は、そのような縁で、工学部川末教授がスカウターを専門家の立場から解説していますので、ご覧いただければ幸いです。 ドラゴンボール公式サイト:https://dragon-ball-official.com/news/01_1666.html
△ 装置について説明する川末教授
この装置は、2021年12月23日(木)に公表された、農林水産省の「2021年農業技術10大ニュース」にも選定されるなど、両手がフリーな状態で作業に従事できるため、養豚業における作業を効率化させ、今後の養豚業のあり方を大きく変える可能性を秘めています。また、新生児の体重などを、触れることなく測定する装置の開発に着手していて、国内外から注目されています。
宮崎大学は、2007年度に設置した農学工学総合研究科博士後期課程をはじめとする異分野融合型の研究体制や強固な産学官連携体制があり、文部科学省事業である「デジタルと専門分野の掛け合わせによる産業DXをけん引する高度専門人材育成事業」に採択されています。今後も、農林畜産分野の専門知識に加えて、デジタル技術を活用した次世代の農業をけん引することができる人材育成と研究を進めていきます。
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▼デジタル共創ラボCoCo-CAFE NOBEOKAに「3Dカメラによる新生児身体測定システム」を展示 https://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/edu-info/coco-cafe-nobeokad.html
▼東進TV大学紹介(宮崎大学)(装置の概要を映像で知ることができます) https://www.youtube.com/watch?v=qWN2VR5_9TM
▼農林水産省の「2021年農業技術10大ニュース」に選定されました http://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/topics-info/202110.html
▼宮崎大学のひと「川末教授 ~豚の体重が見えるメガネを開発~」 https://www.miyazaki-u.ac.jp/public-relations/public/folder760/002.html
▼デジタルと専門分野の掛け合わせによる産業DXをけん引する高度専門人材育成事業(文部科学省) https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/sankangaku/1413155_00015.htm
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