宮崎大学
ニュースリリース

大学発ベンチャー「smolt」から新ブランド「宮大サーモン」登場 ~ 県内のコープみやざきで販売開始 ~

2024年07月19日 掲載

令和6年7月18日(木)、宮崎大学発ベンチャー企業である株式会社smolt(代表取締役:上野賢)が生産するサーモンを「宮大サーモン」という新ブランドとして7月中旬から宮崎県内のコープみやざき各店舗にて販売されることについて、同社の代表取締役を務める上野賢氏(宮崎大学大学院農学工学総合研究科3年)と内田勝久農学部教授が鮫島浩学長と片岡寛章研究担当理事に報告しました。

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「宮大サーモン」は、宮崎県延岡市の美しく豊かな自然の中で育てられた純国産サーモンで、農学部内田研究室が確立した、淡水と海水を行き来する循環型完全養殖で生産されています。産卵から生育までの全てを自社で行い、無投薬で安全・安心かつサステナブルな完全養殖であることが特徴です。

令和4年2月には、科学技術振興機構(JST)が実施する科学技術イノベーション(STI)を用いて社会課題を解決することによりSDGsの達成を目指す特に優れた取組を表彰する制度である「STI for SGDs」アワードにおいて、「科学技術振興機構理事長賞」を受賞。同社の取組は、天然物を保全し養殖へシフトする世界的な流れを捉えつつ、地域に根ざしたアカデミア独自の研究を事業化し、また地元の生産者ともしっかりとパートナーシップを築いて成果を出している点や、高水温に強い種苗を開発することにより、地球温暖化による海水温の上昇への対策をビジネス戦略として取り込んでいる点などが高く評価されています。

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宮崎大学では、大学の研究成果を活用した新事業創出や大学発ベンチャー企業の創出・支援等を進めており、11社(令和67月時点)を宮崎大学発ベンチャー企業として認定していて、今後も大学が持つシーズを社会に還元できる取り組みを進めていきます。

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