工学部川末教授が宮崎日日新聞賞（科学賞）を受賞

2023年10月30日 掲載

 

令和5年10月26日（木）、第59回宮崎日日新聞賞の贈呈式が実施され、川末紀功仁宮崎大学工学部教授が科学賞を受賞しました。

川末教授は、「豚の体重が見えるメガネ」を開発。この装置は、2021年12月23日（木）に公表された、農林水産省の「2021年農業技術10大ニュース」にも選定されるなど、両手がフリーな状態で作業に従事できるため、養豚業における作業を効率化させ、今後の養豚業のあり方を大きく変える可能性を秘めています。

また、医学部大学院看護学研究科（産婦人科専門医、周産期（新生児）専門医）金子政時教授らの研究グループとの共同研究により、AI（人工知能）とAR（拡張現実）技術を駆使し、新生児の体重を、触れることなく計測する装置の開発に着手しています。この装置は、保育器の中で新生児、とくに早産児に触れることなく体重・頭囲・身長など、成長と健康状態を診ることできます。スマートグラスや３Dカメラでの計測を可能としています。

このように、3D画像解析技術とAIを用いた用いた製品開発は、畜産大国である本県の農畜産業のみならず、医療分野などにおいても幅広く応用される可能性を秘めていることが評価され、今回の受賞につながりました。

△写真：鮫島学長への報告にて
（左から：鈴木工学部長、川末教授、鮫島学長、西岡副学部長）

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