宮崎大学
ニュースリリース

大学発ベンチャー「株式会社Smolt」の上野代表取締役が "STI for SDGsアワード 最高賞"受賞を報告

2022年02月08日 掲載

令和428日(火)、本学として初の学生ベンチャーで、サクラマスの循環型養殖を行っている「株式会社Smolt」の代表取締役を務める上野賢氏(宮崎大学大学院農学工学総合研究科1年)と内田勝久農学部教授が鮫島浩学長に対して、「STI for SDGs」アワードにおいて「科学技術振興機構理事長賞」を受賞したことを報告しました。

STI for SGDs」アワードは、科学技術振興機構(JST)が実施する科学技術イノベーション(STI)を用いて社会課題を解決することによりSDGsの達成を目指す特に優れた取組を表彰する制度で、同社の取組が、天然物を保全し養殖へシフトする世界的な流れに沿う形で、地域に根ざした独自の研究を事業化し、地元の生産者ともしっかりとコミュニケーションをとりながら、パートナーシップによって成果を出している点、加えて、ビジネス戦略を明確にしていて、高水温に強い種苗の開発は、気候変動による海水温の上昇への対策としても期待できる点などが高く評価されました。

上野氏から説明を受け、鮫島学長からはSNSを使った広報活動についての提案がなされるとともに、今後の事業展開についても質問があるなど、内田教授、土屋有地域資源創成学部准教授の2名が取締役として支援する同社の今後のさらなる躍進に期待が寄せられました。また、多数のメディアも取材に訪れ、同社の注目度の高さが伺えました。

本学では、大学の研究成果を活用した新事業創出及び大学発ベンチャー企業の創出・支援等を進めており、現在10社を大学発ベンチャー企業として認定していて、今後も大学が持つシーズを社会に還元できる取り組みを進めていきます。

<出席者>
鮫島  浩(宮崎大学長)
國武 久登(宮崎大学農学部長)
内田 勝久(宮崎大学農学部 教授/株式会社Smolt 取締役)
土屋  有(宮崎大学地域資源創成学部 准教授/株式会社Smolt 取締役)
上野  賢(株式会社Smolt 代表取締役/宮崎大学大学院農学工学総合研究科1年)
淡野 公一(宮崎大学副学長(産学・地域連携担当)、産学・地域連携センター長)



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受賞報告の様子
多くのメディアの取材が入りました。



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取組内容を説明する上野氏



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出席者による集合写真



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Smoltの看板商品"つきみいくら"
サクラマスからとれる金色のいくらです。



株式会社Smolt https://www.smolt.co.jp/

宮崎大学農学部

大学院農学工学総合研究科

「STI for SDGs」アワード
https://www.jst.go.jp/sis/co-creation/sdgs-award/

〇関連トピックス
・宮崎大学初の学生発ベンチャー企業「株式会社Smolt」が記者会見を実施(2019.12.19)
https://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/student-info/smolt.html

・宮崎大学と大学発ベンチャー企業「株式会社Smolt(スモルト)」の取組が STI for SDGsアワードの科学技術振興機構理事長賞を受賞
~サクラマス循環養殖による温暖化対応種の開発とイクラの持続的生産~(2021.11.1)
https://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/topics-info/smolt-sti-for-sdgs.html

・「宮崎大学発ベンチャーシェアオフィス」の開設セレモニーを実施(2021.11.19)
https://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/topics-info/post-740.html

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