▼2024年度後期 ① 当世プロ野球審判事情 ~野球界への提言~ 【山崎夏生さん】 大学を卒業してスポーツ新聞社に入社するも、野球ともっと深く関わりたいとの想いから、プロ野球の審判を志し、10年以上の年月を経てプロ野球1軍の審判員に昇格。通算1451試合で審判を務めたなかでの、様々な苦悩や裏話をお話しいただきました。また、アメリカでの審判学校で学んだ、プロの審判になるために「豊かな人間性」を身につけていくことの重要性などについてお話しいただくなど、熱のこもった時間となりました。
② 日本代表チームドクターのお仕事 ~少年野球検診からの一考察~ 【長澤誠さん】 侍ジャパン日本代表のチームドクターを務める長澤誠さん(宮崎大学医学部整形外科医)が講師を務め、チームドクターは遠征先でどのようなことをしているのか。これまでの帯同経験を例に、沢山の写真を交えながら、年代別の侍ジャパンの裏側をご紹介いただきました。また、宮崎大学医学部整形外科で毎年行っている少年野球検診や肩肘投球障害の現状などについてお話しいただき、肩肘が大きな故障に至る前に早期発見を行い、治療・休養をすることの重要性などが訴えられました。
③ 国内で新たな野球界の価値の創出を目指す ~Liga Summer Camp in Hokkaido~【阪長友仁さん】 全国各地で高校生のリーグ戦導入などを進める阪長友仁さん(一般社団法人Japan Baseball Innovation代表理事)が講師を務め、2024年8月に北海道で開催した「Liga Summer Camp in Hokkaido」という新しいチャレンジでの秘話をはじめ、笑いあり、涙ありの感動のストーリーを紹介していただきました。また、トーナメント型からリーグ型への移行を進めながら、スポーツの中でも野球が選ばれるための価値を創造していくことの必要性について熱弁されました。